GW伊豆合宿2012はウィリー修行とクロダイゲットを目標にしていた。天候が崩れ海は荒れ気味。船での出撃は日程を何度も変更することを余儀なくされたが、赤、黒、銀のタイを釣り、粘りに粘ってカイワリもゲットできた。堤防でも30センチには届かないけど満足サイズのメジナを釣った!
GW伊豆合宿は今年で3度目。堤防でクロダイを狙って始めた合宿だが、気がつけばどんどん主戦場が船になっていっている。これは、へた釣りの釣りの趣向自体がこの2年で陸から船中心へと変わってきているので仕方がない。へた釣りはカワハギ釣りで船釣りを始め、カワハギ以外の魚を船から初めて狙ったのが、伊豆のカイワリ釣りであった。電動リールを使うのも初めてなら、ロッドキーパーも初めて、サニービシを使ったのも初めてだったりした。そしてカイワリ。世の中にこんなに美味しい魚がいるんだと驚いた。以来、GW伊豆合宿のテーマの1つがカイワリの刺身を食うになっている。へた釣りが船釣りにハマった一因といえるのが宇佐美・治久丸なのだ。
昨年までのカイワリ釣りは3本針にオキアミを付けての餌釣りでやっていたのだが、今年は舘山沖のウィリー五目で、ウィリーの方がカイワリが釣れるかもと思い、ウィリー針3本+オキアミ付きの空針1本で臨んだ。結果、カイワリは1匹だけで空針に食ってきたのでウィリーの方がカイワリが釣れたとは言い難い釣果なのだが、常時少量ずつコマセを振りながら広くタナを探り、仕掛けを動かし続けているウィリー釣りは思わぬサプライズゲストをもたらしてくれる。とはいえ、マダイ、クロダイ、ヘダイの大三元は出来すぎのような気がするが、たまにはこんないい目に遭えるから伊豆の海はたまらない。
今回の合宿中の食事はこの3匹のタイのお鍋がメインディッシュとなったことは言うまでもない。タイは骨やアラからいい出汁が出るので、お鍋にして食べるのが最高だと思う。頭の周りの身から皮まで内臓以外に捨てるところなしで食べられる。天然のマダイは身がほくほくしていて絶品だった。妻が一番美味しいと言っていたのはマダイ。大人の女性はブランドに弱い? 子供たちは2人ともクロダイの少し磯っぽさがある身の方が美味しかったらしい。へた釣り家ではこちらの方が食べ慣れているせいだろうか? ヘダイはクロダイとマダイのちょうど中間のような味だった。マダイは上品すぎる、クロダイは磯臭いと思う人にはヘダイがオススメ。へた釣りはヘダイの鍋を初めて食べたので珍しいのも手伝って一番美味しく感じた。男はレア物に弱い?
宇佐美沖ウィリー五目全4戦の釣果をまとめてみると、スズキ目(マダイ×3、クロダイ×1、ヘダイ×1、カイワリ×1、イサキ×15、マアジ×19、メジナ×9、タカベ×2、ムロアジ×10、マサバ×3、ゴマサバ×4)で計68匹。カサゴ目(ホウボウ×2、メバル×1、トゴットメバル×3、カサゴ×1、ウッカリカサゴ×1、ミノカサゴ×1、カナガシラ×1)で計10匹。マトウダイ目(マトウダイ×1)で計1匹。フグ目(カワハギ×1、ウマヅラハギ×2)で計3匹。ヒメ目(ヒメ×4)で計4匹。と、食べられる魚だけで23種。真性五目釣りをしっかり達成していたぞ!!
荒れもようのゴールデンウィークは船よりも堤防での釣りに影響があった。東からの強風で沖から寄せてきたウネリは、ケーソンを乗り越え、底を荒らして堤防上で満足な釣りができたのは、最初の2日間だけだった。少し足りないかな?と思いつつ持って行った配合餌が半分以上残ってしまったことからも、竿を出せている時間が普段の半分以下だったことが分かる。メジナは28センチまで、クロダイは気配なし。穴釣りでムラソイを少しだけ釣った。ゴールデンウィーク後半に合流した子供1号&2号なんて、堤防ではヒトデだけが釣果だったのだから少しかわいそうだった。自然を相手の遊びなので、こんなときもある。宇佐美港がきれいになり、電灯が3つも点いていた。アジ、メバル、クロダイの実績がある港なので、来年はアジング、メバリング、チニング用のタックルを忘れないようにメモメモw
著者: へた釣り