昨年は初釣りでいい目に逢ってその勢いで1年間釣運に恵まれた気がした。ならばと、昨年と同じ鮫洲・和彦丸からアジ・シロギスリレーで爆釣して2025年も釣運を上げちゃおうなんてことを考えたのだが、そうそう上手くいくものではない。アジは吉、シロギス末吉…機械は大凶な初釣りに。
▼声も出演版
釣りには始発電車で行く習慣がついているので、6時前には鮫洲に到着する。既に先客が1人いたが、左舷の艫を確保する。昨年の初釣りと同じ席でしめしめと考えていたのだから、考えが甘すぎる。増尾船長と奥様に新年のご挨拶をしても出船時間までまだたっぷり時間はある。やることがないので桟橋を徘徊する。釣りを始めたころによくご一緒させていただいたTT名人と久しぶりの再会&同船。空が明るくなってきて、船は桟橋を離れる。片舷4人ずつの8人だった。アジから先にということで木更津沖まで1時間。
水深15メートルとこの時期にしては浅めのポイントで釣り開始となる。指示ダナは底から2.5~3メートルだった。いつも通り1・1.5・2メートルでコマセを振って50センチ巻き上げてビシを2.5メートルに合わせて20秒待つ。2回コマセを振ったら回収してコマセを詰める。一度コマセを詰め替えたら早速魚信あり。重量感がありサイズもよさそうな手応えだったが、食ってきたのが一番上の針だったので大きく感じただけだったもよう。20センチを少し超えるアジが2025年初の獲物。続く投入のダブルで2025年初のドヤッ写真(顔写ってないけどw)。お次もダブルで木更津沖のアジは今年もチョロい♪な勢いだったが……。
よかったのはそこまでで急に失速してしまう。コマセを振れば魚信はあるが、タナで粘っても一荷にならずに1匹ずつ釣ることに。魚信はあれど掛からずということが増えてさらに失速。巻き上げ中にプツッという嫌な手応えを残していなくなってしまうようにもなり、もっと失速。エサを赤タンからアオイソメに変えてみたり、タナを2.5メートルから3メートルに上げてみたりと工夫してみたが状況は改善せず、コマセを詰め替えるために仕掛けを回収する頻度が上がっていく。最初は束超えもというペースだったが、束は厳しい? 50も際どい? と尻すぼみに悪くなっていき、終わってみれば43匹。でも、まぁ半日船で43匹釣れれば…アジは吉。
10分ほど走ってシロギスのポイントへ移動する。アジより深い水深22~23メートルのポイントだった。胴突き2本針仕掛けを軽くキャストして、ラインを張らずに15秒待ったら、大きく勢いよく竿を頭上に持ち上げて、オモリを海底から跳ね上げて誘う。オモリが再着底したらラインを張らずに15秒。これを船下に仕掛けがくるまで繰り返す。待ち時間はシロギスが食ってこなければ長くし、メゴチやイトヒキハゼが食ってくるようなら短くする。アジ同様、シロギスもすぐに釣れた。この釣りがあまり得意ではないへた釣りにしては調子よく釣れていたのだが……今年はついてないかもな出来事が起こる。
スプールとボディの隙間にPEラインが挟まってしまい。それを直そうとスプールを取り外すが、挟まったラインは20メートル以上先だった。一度、蓋をしてスプールを戻してと考えたが今度は蓋をロックできない。何度やり直しても無理なので蓋を抑えてキャストする。あとはスプールの軸に絡んでいるラインを解けばと作業しようとすると……その部分でラインが切れていた。切れたラインを捨てて釣りに復帰すると今度はキャストするたびにバックラッシュしまくり、修復中にまたもラインが切れてしまう。バックラッシュの原因はスプールを外した時にブレーキの設定がおかしくなっていたからだった。またも10メートルほどラインを無駄にしてようやく復帰できたが…結構な時間釣りをできなかった。そんな様子をせめて動画に残そうとカメラを回していたつもりが熱暴走で撮れておらず。シロギスは15匹だけ。リールとカメラのトラブルのせいなので、シロギス末吉、機械は大凶。
著者: へた釣り