母が足を悪くしてからお彼岸ぐらいはとお墓参りをするようになった。母は梅田の近くに住んでおり、お墓は難波のすぐ近く、用事を済ませたらほんの数十分後には食いだおれ&飲んだくれモードに突入する。今回は子供1号の旦那様も一緒だったので、珍しく大阪っぽくお好み焼きなんぞも。
普段は妻と2人でなので心当たりの店から入れるところに入ることが多いが、今回は子供1号&子供1号夫連れなので珍しく予約してお店へ。上本町のあじくらやはもちもち食感の生麺焼きそばが絶品のお店。まずは焼きそばすじコンネギのせから。大阪の酒飲みなら間違いなく大好きなすじコンの煮込みと太めの焼きそば、そしてシャキシャキのネギの食感を楽しむ。お次は豚モダン焼き。麺と豚をパリパリになるまでしっかり焼いてくれており、ふわっとした生地との対比が楽しい。広島で食べたお好み焼きで同じように麺をパリパリに焼いてくれるところはあったが、大阪のお好み焼きでは初めてかも。お好み焼き嫌いの妻が次もお墓参りの帰りはここでと言っていたので、関西人以外にもオススメできるお店。
夕食は難波でお気に入りの居酒屋の1軒、法善寺近くにある桃酔へ。魚料理だけでなく、何を頼んでも美味しいお店だ。まずはお造りの盛り合わせ(あわび、富山のブリ、マダイ、ヒラメ、シマアジ、あまえび、いわしの酢洗い)。アマダイの松笠揚げは子供1号夫が気に入ったようで、アマダイの酒蒸しをお代わりしていた。穴子天ぷら葱乗せポン酢や米なすの田楽、安納芋と南京のブルーチーズソースなど気になるものを4人がかりで片っ端から注文していく。日本酒の天狗舞と七本槍を3合ほどいただいて大満足♪ 桃酔に来るのはこれで3回目だが、何度来ても何を食っても間違いなく美味い。きっとまた来る。
2日目は子供1号と子供1号夫は三重の子供1号夫のご実家に挨拶に伺うために別行動。母のご機嫌伺いを済ませたら梅田で飲んだくれる。漁師酒場あらきに来たらまずは刺し盛り七種を頼む。分厚く切られた熟成済みのお刺身をたっぷり楽しめる。今回は寒ブリ、真蛸、サーモン、マダイ、カンパチ、剣先イカ、カツオの7種。高知県産寒ブリがびっくりするほど美味しかったので単品でおかわりするとさらに分厚いお刺身がやってくる。日本酒のあてに最高なカツオの塩だれユッケとさくらユッケ、〆にトロタク巻きなんぞもいただく。ここでも藤娘など高知に行かないとなかなか飲めない日本酒を3合ほど。
いつもなら少し歩いて太融寺にある浅野日本酒店まで日本酒を飲みに行くのだが、この日は雨模様だったのであらきと同じ地下街にある新潟をこめへ。新潟のアンテナショップだが立ち飲みコーナーがあり日本酒をいただける。この日のプレミア飲み比べは田友純米吟醸、イットキー純米吟醸、越乃寒梅純米吟醸灑。イットキーが面白かった。こういう表現で美味しさが伝わるとは思えないが、スッキリ爽やか酸味ありでヤクルトっぽいお味。このお酒の特徴がさらに際立つであろう冬季限定の生原酒しぼりたてイットキーを見つけたら1本買って飲んでみたい。おつまみでも面白い物を発見した。かまぼこミンチは糸魚川の名産らしい。さつま揚げなどとは違い、かまぼこっぽい食感があり結構癖になる。
著者: へた釣り