2024年はカイワリに愛されている。ここまで7戦して110匹と1釣行あたりの平均が15.7匹なんて断トツで過去最高の釣れっぷり。8戦目にして2024年最終戦の目標はツ抜けして平均釣果15匹超えを維持と定めて、宇佐美・治久丸へとプチ遠征。木部船長と初島沖は裏切らなかった。大満足♪
▼声も出演版
12月の釣行スケジュールが埋まってきているので、カイワリ狙いのプチ遠征はこれが最終戦。いつも通り余裕を持って家を出て、宇佐美を目指す。風がまぁまぁ吹く予報だったので出船中止の電話連絡があるかもとひやひやしていたが、連絡なしで第一関門突破。港に着くと、船長から「今日は釣れますよ」との心強いお言葉。ただしその根拠は「(風のせいで)カイワリは2週間ほど出船していないから」という、船長の予告を信じていいかおおいに悩むものだった。ポイントは良型が見込める初島沖へ。船長と初島沖は裏切らなかった。2024年のカイワリ釣りを大満足で締めくくれた。
初島沖の水深95メートル前後で釣り開始。指示ダナは底から8メートルまでだったので、仕掛けの長さ分3メートル底を切って、50センチ刻みで10回シャクってタナを探る。カイワリ釣りは休まずシャクるのが唯一のコツと信じているので、頑張ってシャクり続ける。ただし、風が強く船の上下もあり少々シャクりづらい。オキアミに食ってきたという魚信はすぐにあったが、痛恨のバラシ。船中カイワリの顔は見れているのに出遅れる。7投ほど魚信を出せずに苦戦するもなんとか中型カイワリでボウズだけは解除。
1匹目はバラシたものの早い時間帯に二度魚信があったので船長の爆釣予告は信じていい? でも、あとが続かずまたも5投空振りする。1匹目を釣った6投後から始まった。6シャクリ目だから底から6メートルで魚が触れてきた感触あり。少し待つと食い込んだ。しばらく仕掛けが張りを失わないように食ってきたタナで粘っていると追い食いの手応え。楽しいやつが始まった。まずは25センチ超混じりでトリプル。お次がこれまた25センチ超混じりでトリプル。2投で6匹とペースアップ。しばし間が空いたがまたもトリプルが2連続といい反応にあたると一荷が発生する。ただし、良型混じりなのでトリプルまででフォースやパーフェクトにはならない。ツ抜けをして平均釣果15匹超えという目標は呆気なく達成した。
後半風が凪いできた。シャクりやすくなった一方で、なぜかカイワリの活性は一段落ちてしまった気がする。魚信はあれども単発で一荷が発生しなくなり、巻き上げ中にバレてしまうことも何度か。オキアミに偏食しているわけではなく、ウィリーにも食ってくるので、活性がいいんだか悪いんだか分からない。単発ではなくなんとか一荷にしようと粘ると、ドラグを出されて根掛かりなんてことも。初島沖のカイワリポイントの底は砂泥地だと思っていたが、引っ掛かる根があることを知った。トリプル連発のあとはポツポツ単発・ごく稀に一荷モードに。
ツ抜けするまでは数えていたが、目標達成後は例によって船上では数を数えられない人に。1匹でも多く釣りたい欲張りアングラーなので沖上がりのアナウンスがあるまでシャクり続ける。船長から「20匹いったんじゃない?」と言われても、そんなに釣ったっけ?という感じだったが、ほぼ20匹。1匹足らずの19匹だった。初島沖なので25センチ超のお刺身で間違いないサイズも多数混じっている。2024年は8戦して129匹に。1釣行あたりの平均は16.1匹。カイワリに関しては出来すぎな1年だった。
著者: へた釣り