2025年のアマダイ開幕戦に羽田・かみやから。様子が分からないのでボウズを食らわなければOKくらいのつもりで臨んだわりには、4匹釣れた。でも、アマダイ釣りなのに足りない重要なものが…「普通は1匹くらいは混ざるだろ色っぽい熟アマのお姉さんがさぁ!!」。最大で35センチだった。
東京都内は台風が通過したわりには、風は大して吹かなかったし激しめの雨が降っただけな感じだったが、海に出てみると台風だったんだなと気付く。河川から流入したと思われるゴミが漂流しており、ゴミをかわすためにときどき減速しながら、船はかみやのいつものポイント、保田沖へと向かう。舵をとるのは最近顏が怖くなくなってきた船長。出船前に「あまりゲストも多くないので厳しいですよ」との説明。へた釣りの場合、ゲストが多いとゲストばかり釣ってしまうのでゲストが少ないのはいいこと?
最初のポイントは水深70メートル台と少し浅めだった。仕掛けを入れるとすぐに「二枚潮だからあとから投入する人は気をつけて」との指示がある。途中で何度か落下を止めて落していく。オマツリこそしなかったが、極めて釣りにくい。誘っても仕掛けが海底で動いている気がせず、大きく誘うと今度はオモリが吹き上がってタナを外してしまう。誘うのは諦めて50センチから1メートルだけ持ち上げたら、すぐに竿を下に向け誘い下げ。底を取り直す。これ以外に釣りようがなく、保田沖での釣果?はイカ釣り用の鉛スッテとオモリだけ。魚信は一度もだせず。
船長は移動するとさらに潮が悪いことも…と逡巡しつつも、このままでは埒が明きそうにないので、剣崎沖への移動するを決断する。剣崎沖も二枚潮気味で釣りやすい状況ではなかったが保田沖よりははるかにマシだった。剣崎沖に移動してからやっとキダイやオキトラギスなど魚からのコンタクトがある。魚信があればアマダイだっていつかはという気分になる。ようやく重量感のある魚の手応え。底べったりで掛けたのでアマダイに間違いないと思ったのだが……なんとサバでがっかり。
サバを釣った次の投入でまたもなんだか判断に迷う魚信。二枚潮のせいだと思われるが竿先や手元に伝わってくる魚信がとにかく小さい。アマダイらしいコンッという手応えはでない。アワセると掛かった。先の魚信と似ていたので「もうだまされない」と宣言してから巻き始める。強く引き込んでも「サバだぁ~♪」とはしゃぎながら巻いてくると……海面下にピンクの魚影が見える。なんともしまらないがボウズだけは解除。最初に釣れた1匹がこの日最大の35センチだった。次の投入でも魚信があり今度はオニカサゴ。25センチあったので持ち帰っても怒られないが…アマダイがもう1匹釣れたら逃がそうと決めてバケツにキープ。
昼をすぎると潮がいくらかよくなってきた。底近辺でシャクルような誘いの直後に魚信が出ることが多いことに気付いてトラギスやキダイと戯れていると、巻き始めるとちょっと重量感のある魚信あり。ミズフグと一荷で2匹目のアマダイ。順調にサイズダウンし30センチちょうどくらい。船長からラスト20分のアナウンスがあり、サバとアマダイの一荷で3匹目。これまた順調にサイズダウンし30センチに届かず。ラスト一投でチビアマダイを追加して一応4匹に。最後のは釣果にカウントしてよいのかどうか迷うサイズだった。
著者: へた釣り