カイワリ込みで真性五目達成！　館山沖でLTウィリー絶好調!!

ハイだ。タイトルに「！」を3つも付けちゃうくらいアングラーズ・ハイなのだ。金沢八景・一之瀬丸から出撃した2度目のLTウィリー五目。館山沖でほぼ休む間もなく入れ食い。念願の真性五目を達成したし、大好物のカイワリをゲットしたし、煮付けサイズのメバルでクーラーは溢れんばかり!!

前回、トロピカルで極彩色な魚ばかり釣れた館山沖のLTウィリー五目。釣れた魚のお味の方はちょっぴり家族に評判が悪かったけど、シャクって誘って魚を根から浮かせて釣るウィリー釣りは面白いので、絶対リベンジしてやると思っていた。潮回りがよくて館山沖が凪の日をずっと待っていたのだが、ようやく3月20日に出撃できた。一之瀬丸は伊豆大島がはっきりと見える館山沖のポイントへ1時間かけてたどり着く。

■スズキ目、フグ目、ヒメ目、マトウダイ目、カサゴ目で真性五目

前回釣行では、ウィリー釣りのシャクリ方を忘れていたのが、予習のかいあってかこの日は始めから絶好調。もちろん魚の活性が高かったおかげではあるが、一投目の数シャクリ目でいきなり竿先がグンッと引きこまれる魚信が出る。まずはフグ目のウマヅラハギとカサゴ目のトゴットメバルをゲットし、目標五目のうちいきなり二目をクリア。ヒメは底を狙えばいくらでも釣れる。スズキ目は魚種数は多いのでたぶん釣れないってことはない。難関は……マトウダイ目。

その後、トゴットメバルが入れ食いに。1匹釣れても巻き上げずに誘い上げ続けると針数狙える。トリプル混じりで失敗してもダブルでトゴットメバルが釣れ続ける。底から5メートルの1シャクリ目でヒメ目のヒメも無事ゲットし、開始してものの1時間で真性五目リーチ。10時を少し超えたころ……底で1シャクリして小さなヒメっぽい魚が針掛かりしたのを無視してシャクリ続けていると……底から10メートルくらいでいきなり強烈に竿を絞りこむような魚信。ドラグを滑らせまくって上がってきたのは、40センチくらいのマトウダイ!!　念願の真性五目達成だ!!

■カ～イ～ワ～リ～の祈りは船長の助言のおかげで届くのだった

その後も飽きないペースでトゴットメバルを中心に釣れ続ける。艫で30センチ近いカイワリが上がった。舳でも小ぶりながらカイワリが釣れる。カイワリは船の真下。コマセの煙幕の中に確実にいる。ところが、へた釣りの竿にかかるのはメバルばかり。なんでぇ？である。「カ～イ～ワ～リ～」と祈りを込めてシャクリ続ける。祈りの声は船長に聞こえるほどの大声だったらしく……「カイワリ釣りたいのならシャクリは速い方がいいですよ」と教えてもらう。

助言通りにシャクリの速度を上げて数シャクリ目、いきなり竿がグンッ。メバルよりもはるかに強い引き。「これ、カイワリだったら凄くうれしいですね！」と大事をとって手巻きで魚の引きを楽しむ。「それ、カイワリだったら僕もうれしいです」という船長の声を背に上がってきたのは銀色に光る体高のあるシルエットの魚。カ～イ～ワ～リ～である。カ～イ～ワ～リ～の刺身はへた釣りがこれまでの人生の中で食べた刺身の中でもトップ3に入る旨さなのだ。う～れ～し～い～♪　その後、カイワリをもう1匹追加してクーラーの中から魚が溢れそう。クーラーを見ながら涎が溢れそう。

てなわけで、カイワリ×2、マトウダイ×1、トゴットメバル×29、ウマヅラハギ×6、キダイ×1、アカイサキ×2、ヒシダイ×1、ヒメ×11で、合計53匹。クーラーに氷を入れるスペースはほぼなし。クーラーが重すぎて、壊れかけていたキャリーは帰り道の途中で完全に使用不能になった。キャリーが壊れてうれしそうにしているへた釣りの姿を見た人はさぞ不気味だったと思われるｗ