大それた目標を掲げると、船長に呆れられるので黙っていたが、シロギス&ライトアジリレーで密かに狙っているのが50-50。大谷翔平が昨シーズン達成した記録にあやかっての目標だ。アジ50匹、シロギス50匹ならいい日に当たれば達成できると考えていたが…20-20でマイナー落ち?
暑くて体がきついわ、白内障のせいで仕掛けの用意ができないわ、たんぱく質制限中で釣っても食べられないわで、久しぶりの釣りである。あまり根を詰めずのんびり釣れる釣りということで鮫洲・和彦丸からシロギス&ライトアジリレーに行くことに。冷蔵服3を今年初めて着用し熱中症対策は完璧。アジの仕掛けは市販の物を大量に持っていき、からんだら見えない目で解こうなんてことは考えずに廃棄すると決めての釣行だ。同船した名人には「アジ20でシロギス10が目標」と言っておいたが、本当は50-50を狙っての釣行だった。会計の際に大漁祈願のお守りを落としてしまい、出船前からなんか嫌~な予感が……。
まずはアジから。鶴見つばさ橋が近くに見えるポイントで釣り開始。船長からのタナの指示は高めで3~5メートルだった。実は、へた釣りタナが高く、船下にアジの群れが出たり入ったりするのがすごく苦手だ。いろんなタナにアジが入ってくるので、コマセをどこで振って、待てばいいのか分からなくなる。案の定出遅れて、船中型は見ているようなのにさっぱり魚信を出せない。タナが分からないなら50センチ刻みで5メートルまでふわりふわりとコマセを振りながら探るようにするとやっと魚信。すぐにトリプルも発生し、これはアジ50は行けるかもと思ったのだが、ツ抜けしたあたりから魚信を出すのに一苦労し始める。
船長がいい反応とアナウンスしてくれたときはタナ3メートルで魚信が出ることが多かったが、それ以外のときは底から2メートルくらいに魚信が集中した。魚信はあるがもぞもぞと赤タンをくわえて居食いしているような感じで、仕掛けを張るといなくなってしまうことが続く。タナを上げれば掛かるかというと、2.5メートルにタナを上げると、さっぱり魚信がでない。ふわりふわりと広くタナを探るとアカクラゲが引っ掛かってしまいどうもならない感じに。2.5メートルなり3メートルなりにタナを決めて、じっと待っていた人の方が釣れていた。多動性でタナで20秒以上待てないへた釣りはま~ったく数を伸ばせずアジは22匹で終了。
シロギスは木更津沖へ。胴突き仕掛けは回転ビーズにハリスが通らず仕掛けが作れないのでテンビン仕掛けで。軽くキャストしてちょんちょんと誘ってテンビンを揺すって仕掛けを動かす。ときどきオモリが底を離れるように大きく誘ってアピールする。よく分かっていない釣り物なので、できることはこれだけ。何度か手元までプルッという魚らしき手応えは届いたのだが針を吸い込んでくれない。どうするんだっけ? 竿を送って吸い込ませようとするがうまくいかず。大きく竿を持ち上げると掛かった。ただし、プルッに対して針掛かりするのは2割から3割程度でエサが齧られて短くなっていたり、長さは変わらずだが針からズレていたり。
船中それなりに釣れていたようだが、アジに続いてシロギスでも蚊帳の外に置かれてしまう。船長は木更津沖での釣れ具合では満足いかなかったようで富津沖に南下する。ポイントが変わっても魚信はあれども滅多に掛からずという状況に変化はなく、こうすれば掛かるという方法は最後まで見いだせず、運良く掛かったものだけ船に入るという感じだった。これだけチャンスをふいにしていては数が伸びるはずがなく、シロギスは21匹。アジもシロギスも成績不振でマイナー落ちかな。
著者: へた釣り