明々後日に人生初の手術&入院を控えて、手術前の釣り納め。手術といっても白内障。大騒ぎするほどのものでもないのだが視力が回復して度付きの偏光グラスを作れるまで釣りはお休みになる。宇佐美・治久丸から最後の晩餐に食べたいカイワリを釣りに行ってきた。お刺身釣れた♪
この時期の午後船は日が長いため、夕マヅメの恩恵を受けにくく数を伸ばしにくい。一方で、尺超えのデカイワリの出現率が高いので、数より型を狙っての釣行となる。25センチを超えればお刺身で間違いのない魚だが、25センチよりは30センチ、30センチよりも35センチの方が脂の乗りがよくなり、身に厚みもあるため食感も楽しめるようになる。人生初の手術前の釣り納めに惨敗するのは験が悪いので、お刺身サイズの25センチ級を2匹釣るのを目標に設定したが、本日の初島沖の釣りの神様は気前がよかった。
定刻に港を出た船は、初島沖への行きがけの駄賃的に宇佐美寄りの水深60メートルのポイントで減速する。船長からの指示は底から8メートルくらいまで。仕掛けの長さの3メートル底を切ってから50センチ刻みで12回シャクって9メートルまでを探る。一投目から魚信があるが、硬質な魚信だったのでカイワリではない。チダイでスタート。オキアミにではなくウィリーに食ってきた。もしかして今日は高活性?と期待しての二投目でも魚信があり、今度は20センチ級のカイワリで本命ボウズは回避。三投目でも魚信があり、カイワリっぽかったが、巻き上げ中に無念のバラシ。
三投連続で魚信があり絶好調な日かもと大喜びしたが魚信は続かなかった。ポイント移動し、初島に近づいていく。水深95メートル前後のポイントはアジがうるさい感じで、35センチくらいのアジばかりが釣れてくる。このアジを美味しく食べるために博多ごまさば風漬けだれは常備してあるのだが、たんぱく質制限をくらったので、アジよりカイワリを食べたい。アジは全部リリースした。初島沖のいつものポイントにたどり着く。一番型を期待できるポイントなので、気合を入れてシャクると8シャクリ目でオキアミに触れてきた感触。シャクるのを止めると穂先を海面まで一気に持っていった。良型の予感にニヤニヤしながら巻いてくると…魚影が2つ。上はカイワリで、下にデカイワリ。34センチあった。これ1匹で満足なサイズだ。
初島沖のメインのポイントは裏切らないとニンマリしたが魚信が続かず、水深50メートルのポイントに移動する。ゲストがうるさいポイントらしく指示ダナは「底をすぐ5メートル切って12メートルまで」だった。シャクりだすとすぐに魚信あり。ただし、カイワリの小気味よさはなく、ヒメダイが釣れ盛る。さらにサバも寄ってきてしまい、カイワリもいるのだろうがカイワリより先にほかの魚が食ってしまうように。こういうガチャはあまり得意ではないが一度だけ仕掛けがカイワリの群れの上に落ちたようで底を5メートル切ってカメラの操作をしていると魚信あり。食いつける針を残して巻き上げるとサバの餌食になってカイワリが振り落とされる危険性があるのでいつも以上にゆっくり巻いて追い食いさせる。途中で急に重量感が増して…良型が食ってきたかも? 5本針に4匹のフォースだった。一番上のピンクのウィリーには32センチのデカイワリ。
1時間を残してこれでカイワリ7匹。型狙いの目標は余裕でクリアしているが、こうなるとツ抜けもしたくなる。ポイントは再び60メートルへ。トリプル1回でツ抜けなので十分に射程圏内のはずだが、、シャクレどもシャクレども魚がウィリーに触れてくる気配がない時間帯に突入してしまう。このまま終わりかなと諦めかけたら、絶対カイワリな魚信あり。魚信の頻度と残り時間を考えるとトリプルを決めたかったがシングル。最後の投入でもカイワリ!!な魚信あり。ダブルならツ抜け!とゆっくり巻いてみたが追い食いは発生せず9匹で終了。尺超えデカイワリ2匹もいればツ抜けできなくても大満足♪
著者: へた釣り