ボウズをくらっても、魚信すら一度もなくても繰り言を書き連ねて釣行記をでっち上げるのは苦ではない…はずなのだが、今日は無理。北風が吹き荒れる船上で、何もかもを見失った。初挑戦のアマラバはエソとフグだけ、餌釣りもミノカサゴとマダイが釣れただけ。繰り言すら思いつかない。
▼声も出演版
50upアマダイ倶楽部の仕立てに混ぜていただいて、秋谷漁港・清四郎丸からアマラバ→エサアマリレーに。中川名人に迎えに来ていただいて港へ向かう。車中では、アマラバかエサかどちらかでシロアマダイをゲットできるのでは…なんて甘いお話をしていた。6人のアマラバ初体験者を乗せて、船は定刻に港を離れる。港を出て20分ほど走るとポイントに到着した。シロアマダイ狙いなので、水深は40メートルくらいだった。
100グラムのTGビンビンスイッチ アマダイSpecialの針にエコギア熟成タイラバアクア クワセフラップスリムを付けた物を軽くキャストして投入する。着底したら5秒待って5巻きして落とし直す。基本これだけ。巻きスピードを変えたり、底をトントンと叩いて砂煙をあげてみたりしたが、よく分かってない釣りなので工夫の余地はあまりない。アマラバの最初の獲物はエソ。その後、サバフグが釣れた。あまりの魚信のなさにタイラバの針にホタルイカを付けるなんて、それはもうアマラバではないという反則技まで繰り出してみたが、サバフグと思われる魚信が増えただけ。魚が釣れる気が全くしなくなった初冬の船上で思い至った結論は…俺、やっぱりルアーのこと全く信用してないや、だった。アマラバでは39センチのシロアマダイが船中1匹あがった。
アマラバをやりながら早く餌釣りにならないかな~と考えていたのだから、餌釣りならなんとかなると考えていたんだと思う。「餌釣りに変えます」と船長からアナウンスがあったときはすごくうれしかったんだけど…水深30~40メートルでのアマダイ釣りはどうも勝手が違った。何度かフグのと思われるコツという魚信があって、ようやく魚が針掛かりした。重量感は少しだけあり、シロアマダイならポニョサイズでも大喜びしてやると決めていたが、姿を現したのはミノカサゴ。どれが毒棘が覚えてなかったので針を外すのにすごく手間取る。もう一度、もしかしてな魚信はあった。竿を叩き、結構いい引きをする。船長もシロアマダイかもと飛んできてくれたが、34センチと食べごろサイズのマダイだった。ほかにはサバが釣れただけ。沖上がり直前に47センチのシロアマダイが釣れた。船上盛り上がったが、その頃のへた釣りは餌でも魚が釣れる気が全くしなくなっていた。暗黒面に堕ちていたので盛り上がりの輪に入れず。
著者: へた釣り