防波堤&船釣りで9日間酷使したタックルの後片付け。洗ったりメンテしなくてはいけない道具類を並べてみると……軽く1時間はかかりそうな感じになる。でも、次の釣行に備えて道具を整えておくとこまでが釣り。小学生のとき先生が言っていた「家に帰るまでが遠足ですよ~」と同じだ。
釣ったあとは竿やリールは真水で軽く洗ってあるが、連続釣行のあとは念入りにきれいにしておかないと思わぬトラブルが起きることがある。その多くが塩がみによる。竿や玉網の柄の振り出し部分が固着してしまったり、ファスナーが開かなくなってしまったり。次の釣行でわくわくして船や堤防に立ったら
竿が伸ばせない、ファスナーが開かないでイライラすると、楽しかった気分はすっかり台無し。振り出し竿はちゃんと伸ばして水をかけて洗う。へた釣りは「ボナンザスプレー PRO-100」というフッ素コート剤を使う。まず1度水で洗い。軽く拭きとる。ボナンザスプレー PRO-100をもう一度竿を伸ばしながら塗布し、竿を縮めながらもう一度空拭き。都合3回竿を拭いているわけで塩がみしたことはない。
バッカンや釣り具を入れるリュックやロッドケースの塩がみには何度も苦しめられた。竿やリールは長期遠征でも毎日水くらいはかけられるが、ファスナーはどうしても放置され気味。ファスナーを塩がみから守るには、とにかく水をぶっかけるに限る。ホースの先をつまんで強めの水流で塩を落とす。
ファスナーを動かしながら水流で洗い流すと効果的だ。塩を十分に洗い流したら「ファス・メンテ 50」というスプレーをかけておく。塩がみによる固着を防いでくれるだけでなく、ファスナーの滑りがよくなって開閉が楽になるという優れ物。防錆効果もあるので、ハサミやプライヤーなどにもサッと拭きつけておけばいつまでも買ったばかりの状態の軽さでハサミやプライヤーを使うことができる。
リールのメンテはとにかくラインの塩抜き。スプールを外して水の中に一昼夜つけておく。2回くらい水を入れ替えてなるべくラインに塩が残らないように気をつけている。リールの本体は流水で洗って、マニュアルに従って、オイルやグリスを挿しておく。ライフジャケットも浮力体を外して洗濯する。洗い終わった釣りの道具類一式は直射日光の当たらないところで陰干し。陰干ししてある場所が普段はネコの通り道なのが少々気になるが、今のところネコにイタズラされたことはない。
著者: へた釣り