TKB52の楽しみといえばあべなぎさに会えること。申し込む時点ではあべなぎさが乗船する船は発表されてないので、会えるかどうかは運任せ。TKB予選で喉から手が出るほどほしい尺ハギよりもレアである。去年に続き、今年もあべなぎさに会えた。予選の結果なんて……どうでもいい!!
TKB52予選の第1戦目。10月に入ればどう足掻いても勝ち目のないDKO決勝クラスの名人さんたちは勝ち抜けているだろうと考えていたのだが、甘かった。南六郷・ミナミで受付を済ませて、乗船場所に行ってみると、カワハギ師匠を発見。カワハギ師匠の横には……2011年DKOチャンピオンのK泉名人(アサリの剥き身汁で顔洗って出直せ3人衆の1人w)。ほかにもDKO決勝級の名人さんたちが何人か現れて、釣りを始める前に、あ~あ、予選突破の6人はほぼ確定?な感じに。あべなぎさがスタッフ兼選手として乗船すると聞いて、本日の目標はあべなぎさを見るに変更w
席は右舷の後ろから3番目。潮先は左舷の舳方向なので、よろしくない。数少ない魚を取り合うことになるのに、右横はカワハギ師匠、さらに大艫にはK泉名人。何かの罠?としか思えない席の並びだったりした。船は1時間ほどかけて竹岡沖へ。思っていたほど海は荒れておらず、風も5メートルくらいと心地よい。ただし、カワハギの活性は……例によってあまりよろしくない。9時20分に釣り開始したのだが、ベラとトラギスしか釣れない。唯一、もしかしてと期待できる竿先を叩く魚信の主はサバフグだった。
早掛け賞などもあったようだが、カスリもしない。11時くらいに途中経過の確認ってことであべなぎさが釣果を聞きに来てくれたが、バケツは空っぽ。この時点で20人中4人は3枚釣ってリミットメイクできていたようだ。12時になって、ようやくカワハギらしき魚信。手ごたえも悪くない。カワハギ師匠にタモですくっていただいた1匹目のカワハギは24.9センチと本日最大。あべなぎさに会えたことだし、今日はもういいやと諦めかけてた心がようやく奮い立つ。
TKB予選の通過の目安は3匹合計長で65センチ以上。70センチあれば通過確実。あと25センチと20センチ級が釣れれば予選突破が見えてくる。次の1匹を釣るのに1時間かかってしまいサイズも15センチと足りない。その次は30分後で18.7センチ。沖上がり1時間前になんとかリミットメイクの3匹をそろえることができた。ただし、3匹の合計長は58.6センチ。これでは絶対に足りない。船は竹岡沖から北上し大貫周辺のポイントに移動する。
最後のポイントは船長いわく「前回の予選で30センチ超えが2枚出たポイント」。15センチのを30センチに置き換えられれば、合計長73.6センチになり予選突破できる。竿先に集中。良型狙いで誘いすぎずトラギスの餌食にならないように神経を使って… キタ──ヽ('∀')ノ──!! 魚信の出方はよかったのだが、巻き上げ中の抵抗が弱い。「叩けぇ~」と無駄な気合を入れてみたものの、竿先を叩く引きにはならない。特大メゴチだった。もう一度、今度こそキタ──ヽ('∀')ノ──!! 竿先もカンカンと引き込む。尺なら予選突破確実。25センチでも予選通過を十分狙える。上がってきたのは、22.3センチ。う~~ん微妙。
というわけで検量してもらったのは、24.9センチ、22.3センチ、18.7センチの3枚で、合計長は65.9センチ。25センチ以上のカワハギが船中何枚か上がっているのは分かっていたので、その人たちがほかにまずまずサイズを持っているかどうか次第。桟橋に降りての表彰式。1位から順に呼ばれていく。1~3位は70センチ超え。6位は…66.×センチ。1センチ以下の差で予選通過ならず。帽子2つめ決定だが、へた釣り家の場合、子供2号が帽子コレクターなのでOK。
著者: へた釣り