曇天&小雨限定で効果がありそうな気がするLEDシンカーをゲットしたらアマダイ釣りに行きたくなる。時期的には今季最終戦。LEDシンカー投入の条件を満たしていない晴天での釣行でいいの?と自分でも思ったが一度アマダイを釣りたいと思い立ってしまうと他の釣りに切り替えられない。
朝晩の冷え込みがきついので、ゆっくり出発できる羽田・かみやから。JR蒲田駅からの送迎バスを利用する。受付番号は15番。桟橋に行くと船の乗降の邪魔になる右舷の前から3番目が空いていたので釣り座を決める。右舷舳にO関名人、2番目ということは左隣はチャマ名人、左舷舳には異次元O塚名人という、潮先に入られると割り当てが少なくなりそうなメンバーが揃っている。でもまぁ、常連の名人さんたちの出勤率が異常に高いかみやではいつものこと。何匹かは回ってくるだろうと考えていたら、なかなか割り当てが回ってこずボウズもあるかもと焦ることになる。
船は1時間半ほど走って保田沖へ。この三連休では土曜日だけは風が弱く凪のはずだったのに思ったよりも風が吹いていた。飛沫を被りながらの往路となり、操舵室後ろに避難する。船が止まれば釣りにならない海ではなかったが、お魚のご機嫌はあまりよくなさそう。魚信を全く出せずに2投、3投と沈黙。しゃちょう船長によれば「全く潮が動いてない」という状況であったようで早々に見切りを付けて10分ほど南下して富浦沖へ。
前回出船時の富浦沖はカイワリパラダイスだったらしく、25匹釣ったなんて人もいた模様。カイワリはアマダイ釣りで最高のゲストだ。シャクってカイワリにアピールしようとしたが、どうやらこれが裏目だったようで、置き竿のチャマ名人が一荷ありでカイワリを6匹釣ったのに、そのすぐ横でへた釣りはカイワリ1匹(+海面バラシ1回+小型すぎてリリース1回)だけ。コマセなしだとシャクらない方がいいのかな? 大好物のカイワリがあまり釣れずにちょっと凹んだが、異次元O塚名人が3匹くださってお持ち帰りは4匹に。20センチ前後の小型だが、これでも十分に美味い。
本命のアマダイの魚信はなかなか訪れなかった。船中ポツポツとは釣れておりチャマ名人が2匹釣ったのも見ているのに、誘いがあっていないのか本命だけでなく、トラギスの魚信も少ない。唯一元気だったのが手乗りサイズのキダイ。誘いすぎるとすぐにキダイの餌食になり、誘わないと何も魚信ってくれないという実に困った状況だった。キダイを煽らずアマダイだけに餌の存在を気付かせる最適解の誘いは分からない。いつも通りふわりとソフトに誘いを入れると、誘っている最中にアマダイの口に針が入った手応え。重量感はさほどでもないがときどき強く引き込むアマダイらしい抵抗をしながらあがってきたのは30センチくらいのアマダイ。本命ボウズだけはなんとか回避。
本命ボウズを回避したら、それまでの不振が嘘のように…といくこともあるが、釣ってる方のやる気スイッチは入ってもアマダイの捕食スイッチは入ってくれなかった。かわしようのない手乗りキダイに翻弄されつつ、たまにムシガレイやカナドが遊んでくれるだけ。しゃちょう船長は保田沖に戻ってくれたり、金谷沖の少し浅めのポイントに行ったりと走り回ってくれたが、どのポイントもぱっとはせずに沖上がりの時間に。ボウズでなければ勝ち♪って感じの1日だった。
著者: へた釣り