ダメだな~、俺。本当にダメだ。人生二度目の新島キンメに下田港・菊丸から。深場の勇者様のエスコート付きだし、昨年右も左も分からない状態で2キロ超えの良型含む3匹釣れたのでなんとかなると思っていたが、1投ごとにどうもならんのでは?と焦りだす。底も魚信も取れず大撃ち~んw
前日に深場の勇者様の車で拾ってもらい下田港すぐ近くのホテルに前泊。夕方にチェックインし、食事と温泉を楽しんだら、すぐに布団に。集合は2時なので1時には起きて準備をする。小雨降る中、船着き場へ。右舷に5人でへた釣りは後ろから2番目。前から2番目に新島キンメ初挑戦のI垣名人。深場の勇者様が真ん中でへた釣りとI垣名人の面倒をみるという布陣。新島沖までは1時間。船室で横になってうとうとしていると到着する。
船室を出てロッドキーパーに竿を固定しようとしていきなりつまずく。一部のラークのクランプにはロック機能があることを知らず、何度やってもロッドキーパーに竿を固定できない。さらにロッドキーパーの固定が甘くちゃんと固定できてなかったもんだから釣り始める前からパニックである。船長に「やったことあるんですよね?」と確認される始末。一度やったことあるけど…道具を設置したのは初めてだった。投入に不安はあったが投入前からあか~ん状態。1投目の投入は少したどたどしいながらもなんとか成功(ただし投入の仕方に問題ありとその後指導される)。
最初のポイントは水深320メートルだったが370メートル糸を出しても底にオモリが着いたことを察知できず。オモリの着底は穂先で取るそうなのだが全く分からなかった。着底後も糸ふけを取らずに糸を出し続けていたせいか魚信を出せずに苦戦する。暗くて見えにくかった1投目だけでなく、2投目以降も着底を察知するのに一苦労することに。勇者様から着底したときのラインの量を聞いて、その付近で集中するのだが…たぶん?とか、このライン放出量なら着底しているはずと自信なく釣ることに。オモリ着底後に糸ふけをしっかり取らないと釣れないとキンメの釣り方の説明に書いてあったが、本当だとよく分かった。
キンメ釣りは1日で8投。船全体あまり魚信はなく、4投目で勇者様がダブルで釣っただけで盛り上がりを欠く展開。駆け上がりをやったり駆け下がりをやったり壁と呼ばれる根の荒そうなポイントをやったりとポイントを変えるうちにI垣名人にも待望の1匹目。舳と艫も釣れたので…ボウズなのはへた釣り一人になってしまう。船長から「オモリが切れるときの方が釣れる」と教わる。へた釣りは底が上手く取れていないせいかオモリが底に引っかかってくれずオモリが必ず付いて返ってくる。上手く釣れていないと気づいているのでこれはボウズもあるかなと覚悟した。底が取れているかどうか分からないなんて……かなりまずいよね。
7投目も上手くできたわけではない。どころか潮が妙な具合になってしまい回収合図で巻き上げると船中オマツリで大変なことになった。艫と舳でオマツリしへた釣りの仕掛けも角度がついてしまい勇者様の横まで行って手繰ることになりさらにI垣名人の場所にまで移動して仕掛けを回収することに。一苦労して手繰り終えると一番下の針に本日唯一のキンメダイ。全く魚信が分からなかった。釣ったというより付いていたという感じだがなんとかボウズだけは回避した。勇者様によれば「一番下の針で釣れたのなら上手に糸を伸ばせれば…」という残念な釣れ方みたいだが…。8投目はへた釣り以外の人は釣れていたが蚊帳の外で本日終了。勇者様から2匹お裾分けいただいてお持ち帰りは3匹。
著者: へた釣り