「へたさん来たら釣れないね」なる宇佐美の呪いは解けた。2024年は「へたさん来た日はよく釣れる」みたいだ。35センチ超のデカイワリを狙って治久丸から今年3回目のカイワリプチ遠征へ。今年はここまで20匹→28匹と絶好調だ。三連続で20匹超えとはならなかったが尺級2匹含む18匹♪
ゴールデンウィーク中は伊豆に行くための電車が混む。これから1日シャクリまくろうという日に、朝から2時間近く電車で立ったままなのはつらいので、カイワリを釣りに行くなら今日しかなかった。天気の予報はよくなかった。午後からは強風&雨で出船しないかもという感じだったが、週末が近づくにつれ少しずつ好転していき、雨は降っても小雨の凪予報に。釣果報告に掲載されている35センチ超えのデカイワリを釣りたかったのもあり、凪予報になったら迷わず予約する。8時少し前に家を出て、宇佐美を目指す。宇佐美行きの電車の中でカイワリで出船していた午前船の釣果を確認するとアジに邪魔されているようであまりよくない感じだった。
船に到着し船長に確認すると午前船は竿頭で7匹。10時くらいになって食いだしたとのことなので午後船は期待できる? ポイントは初島沖96メートル。仕掛け長の3メートル底を切ってから50センチ刻みで10回シャクって指示ダナ上限の8メートルまでを探る。一度上限までシャクって底に落とし直してシャクり始めると3シャクリめだから4.5メートルで本日最初の魚信。追い食い不発でサイズもやや小ぶりだったが1投めでボウズは解除。続く投入では9シャクリめで魚信あり。高めのタナまで餌を積極的に追っている。高活性の証だと喜んだが、食い上げへの対処にミスして無念のバラシ。
食ってくるのはオキアミばかりというのは不満だが、3投目・4投目でも魚信あり。1投1匹ペースで魚信が出るもんだからすっかり気をよくする。ただし潮が速くやや釣りづらかったため、船長から増しオモリ20号の指示がでる。へた釣りはビシをFLビシからちびライトに変更して対応する。ちびライトの1投目の1シャクリ目でなんだかいい魚信。引きも悪くないので、ドラグを効かせながらゆっくりと巻いてくる。なんと尺級+25センチ級のお刺身で間違いない一荷。釣り開始から5投で5匹!! うち2匹は良型!!! 自分でもビックリな好発進だ。
このペースなら3釣行連続の20匹超えなんて楽勝と考えたら落ち目のフラグである。6投目は魚信を出せず。7投目はサバにやられてと失速。カイワリが全く釣れなくなったわけではないが毎投魚信が出るという確変入れパクタイムは終了してしまった。苦しい時間帯?と思っていたら尺級混じりでトリプルが発生したりするからよく分からない。魚信なしでコマセを詰め替えるために回収することが多くなった。それでも頑張ってシャクっていればときどきカイワリがギュンッと穂先を引き込んでくれる。活性が落ちたというより潮が速すぎてコマセと仕掛けが同調している時間が短いせい?
最後まで潮は速いままでPE1.5号+ちびライト80号という速潮対策しているへた釣りのタックルでも相当シャクりにくくなってしまった。ラインが鋭角に海面に入ってしまっているときは無理してシャクらずが正解なのはアジ釣りで知ってはいるが潮でコマセが勝手にこぼれるにまかせるという釣り方をカイワリではしたくないのでどうしてもスローめにはなるが最後までシャクり続けた。20匹いったかな、いかなかったかなというギリギリだと認識していたので1匹でも追加したかったが、打つ手がある潮の速さではなくなってしまいラスト5投はサバ1匹だけで沖上がりの時間に。
著者: へた釣り