これだけ暑いと釣りには行きたくなく…はならないが、1日はやめて半日船にしたり、夜釣りにしたりはする。煮付けサイズのメバル(25センチ超)がバンバン釣れるのではと期待していた大津沖の夜メバルへ。夜釣りのみだと実釣時間が短すぎるので酷暑の午後アジからリレーすることに。
東京湾奥のメバルは今年は(というかこの何年かずっと)不調で行かなかった。メバルの煮付けは大好物なので釣れるものなら行きたいのだが、釣れても小さいのばかりという釣果報告を目にしているとなかなか行きづらい。良型の実績がある大津沖を攻める夜釣りならどうだろうと京急大津・いなの丸の夜メバルに初挑戦することに。夜釣りなら涼しくていいよねと考えていたのだが、予約を入れる段になると、京急大津まで行くのに夜釣りだけだと釣り足りない気がし始める。午後アジからのリレーで予約して午後アジが出船するならリレーで、出船不成立なら夜メバルだけ行くことに。
釣行前日の午前中まで予約者1人のままだった。1日で最も暑い時間帯を選んで釣りに行く人いないよね~と半ば諦めていたら午前船が満船で予約できなくなったおかげか、昼過ぎに出船確定した。といっても3人での出船。午前船はあまりよくなかったようで、猿島沖ではなく走水沖の水深45メートルくらいで釣り開始となる。潮が速くなかなかラインがまっすぐにならず釣りにくかったが食い気のあるアジはいるようで二投目で魚信あり。25センチ級のお刺身で最高サイズのアジが釣れ始める。入れ食いではないがコマセを振ったタイミングが良ければすぐに魚信が出るという感じ。魚信は出るのだが潮速く型が良いときは海面バラシがどうしても多くなる。タモで獲ればいいだけだがそこまでのサイズではないのが悩ましい。走水沖では9匹。海面バラシは6回。
猿島沖に戻りながら何個所かやってみたがぱっとせず。猿島沖水深25メートルで再び釣れ始めた。こちらは20センチくらいの塩焼き・干物サイズが中心。コマセを振ってタナに合わせれば高確率で魚信が出る。ただし、抜群の食いではないようでなかなか一荷にはならない。一荷好きなのであの手この手でダブル・トリプルを狙ってみたがそれぞれ1回ずつ成功しただけだった。これなら一荷を狙わずに1匹ずつ釣っていった方が数を伸ばせたかも。猿島沖では21匹追加できて午後アジは30匹。80号のビシでアジ釣りを初めてやったがテンビンは見直すべきかも。丈夫さを優先しすぎて線径を太くしすぎた。もう少ししなやかな物の方が釣趣もよいしバラシも減る気する。
午後船は16時半帰港で夜メバルの出船は18時。釣り座は午後船の受付時に左舷の舳を確保しておいた。出船時間までゆったりと…とはいかない。アジの道具を電車釣行で問題ないレベルまできれいにしてから軽く腹ごしらえ。それからメバルの準備をするとすぐに出船時間に。夜メバル船は満船。夕マズメのいい雰囲気の中船は猿島沖へ。この辺りのポイントは昼間にも煮付けサイズのメバルを釣ったことがあるので期待は高まる。水深20メートルくらいで釣り開始。カサゴに邪魔されたくないので一番下の針を70センチの位置から出す。カサゴにエサを齧られることなくじっくりメバル勝負。日が落ちる前に小アジと一荷で最初のメバル。日が落ちるとポツポツとメバルが釣れ始めるがなかなか20センチを超えてくれない。
周りでも煮付けサイズのメバルは釣れていなかったので猿島沖に期待しすぎたかな?という展開。諦めずに大きく竿を持ち上げてアピールし、ゆっくりおろしてメバルにエサを見せてオモリを底に置いたらちょいテンション(根掛かり回避のため)で動かさずに待つ。前魚信があったらゼロテンション以下に竿を送って穂先を強烈に引き込まれるのを待つ。穂先を引き込んだらゆっくりと竿を持ち上げて針掛かりさせる。太極拳のようなスローな動きで誘っていると聞き上げ中に穂先が持っていかれる。ハリス1号用に設定してあるドラグが滑りまくって35センチ級の巨アジ。続いて24センチと≒煮付け級のメバルをようやく1匹。9時が近づきこれで終わりかなと思っていたらもう一度強烈に穂先を持っていかれて尺メバルと思ったら人生初のキジハタ。うれしいゲストで煮付けサイズ不在の憂さは吹っ飛んだ!!
著者: へた釣り