シロムツの天ぷらを食べたら2週間以上苦しんだ痛風発作が治まった。淡泊な白身魚を食べたら尿酸値が下がるのかも。シロムツ本命宣言をして、三崎港・えいあん丸のアカムツ船へ。シロムツも狙って釣るのは難しかった。なぜかカゴカマス(≒スミヤキ)の方が優勢でシロムツは2匹だけ。
出船時間が8時と遅く三浦海岸駅からの送迎もあり、電車釣行組に優しい船宿がえいあん丸だ。いつ行っても船長&若船長とその奥様方の仲良しな感じが伝わってきて、ここより和める船宿を知らない。宿の看板はオニカサゴだが、へた釣りは中深場でお邪魔することが多い。予約時に釣り座も予約できるのも早い者勝ちだと勝ち目がない電車釣行組としてはうれしい。今回も大好きな右舷舳で釣ることができた。シロムツ天ぷら1週間分釣るぞ~と気合は十分だったが……。
ポイントは港を出て少し走った城ヶ島沖水深250メートル。シロムツが欲しいので胴突き3本針で一番下の針だけマシュマロボールやケイムラパイプなどアカムツが好むとされている小物を付けて、残りの2本は装飾なし。底を8メートル切って誘い下げて魚信を待つ。最初の魚信は極微小なもので魚が付いてるのかどうか疑わしいだけものだった。本命シロムツと思い込みしめしめと巻いてきたが、ギンメダイ。この魚も淡泊な白身と聞くが、人を小馬鹿にしているような顔が致命的に不味そうでどうにも持ち帰って食べる気になれない。
あまり魚の活性はよろしくない。若船長はポイントを変え、水深を変え攻めてくれるが、正直ぱっとしない。少し深めのポイントで竿先ガコッな魚信あり。魚信が出たのが底付近だったし、それほど大きくはない手応えだったので、船宿的には本命のアカムツかも。巻いている最中もそれなりに抵抗をしてくれ、海面近くまで引いたので、すっかりアカムツのつもりでいたが、海面に姿を見せたのは渋い色の魚でクロムツだった。25センチと小ぶりだがキープ。
お昼前にいくらかいいポイントに入ったようで頑張って誘えば魚信が出せるようになる。右隣の名人がシロムツを何匹か釣りあげているのを横目で確認できた。船下にいるなら釣るのは難しくないと考えたが、へた釣りの誘い方ではなぜかシロムツの魚信を出せない。代わりに釣れたのがカゴカマス。アカムツやクロムツ同様、竿先をガコッと揺らすような魚信だが、シャープさがないのがカゴカマス。ガコッではなくガァ~コって感じ。立て続けに3匹釣る。骨が面倒だが美味しい魚だと知っている。タチウオに似ているのでプリン体量は不安。
なかなかシロムツは釣れない。潮が速くなってくると魚信自体が少なくなってきた。オマツリも多少発生するようになり釣りづらさも増してきた。本命ボウズな予感を抱き始める。本日2回目の竿先をほんの少しだけ引き込む微小な魚信あり。竿を持ち上げて針掛かりさせて大事に巻いてくると、やっとやっとのシロムツダブル。15センチくらいと小ぶりだが個人的な本命ボウズは回避。オマツリ回避のため大きくポイント移動すると、魚信が全くなくなってしまい。船宿の本命はボウズのままで沖上がりの時間に。
著者: へた釣り