時化といっても東京湾内なら釣りにならないほどには荒れないはずと、京急大津・いなの丸から午前アジへ。風は強かったが波はさほどでもないちょい時化で猿アジは順調に釣れ始めたが、途中アカクラゲがうるさくなって失速。そんな予報ではなかったのに後半凪て…なぜか大失速する。
始発をめがけて家を出るとあれ?となる。全くの無風で、これなら午前中持ってくれそう? それとも嵐の前の静けさ? 電車での移動中に車窓から木々の揺れを確認していたが、横浜を越えても強風が吹いている感じはなかった。もしかして天気予報大ハズレの凪かも!!と船宿を目指すが、海が近づくとさすがに風を感じるようになった。いなの丸は前日の電話で釣り座を確保できるため左舷舳。左舷は6人での出船となった。今回からPE1.5号で60号ビシとタックルをライトに。
港を出ても風向きがよかったのか風を感じなかったが、猿島の近くで船が止まると、吹いていた。それも結構しっかりと吹いている。水深27メートルで釣り開始。船長のタナの指示は「2メートルでコマセを振って1メートル巻いて3メートルで待つ」だったが、へた釣りはいつも通り1・1.5・2メートルでコマセを素早く振り出して50センチ巻いて 2.5メートルで待つ。3本針がコマセの煙幕に入るのをイメージする。アジを寄せるため何度かコマセを入れ換えて撒いていると微小な魚信。15センチくらいのアジでスタートする。
このサイズのアジはクッションありだと魚信を取りにくい。クッションを外すと順調に釣れ始めた。ただし、船下にやる気まんまんのアジが着いているという感じではなく、出たり入ったりしている。タイミングよくコマセを振り出せば魚信があってダブルも発生するが、タイミングが悪いと空振りする。追い食いを狙って発生させるのは難しく、なかなか数を伸ばしにくい。食ってくるアジの活性はよいようで海が悪いにも関わらず掛かり所がよい。飽きない程度には魚信はあるが、アカクラゲの邪魔も激しい。魚信がないなと思うと仕掛けにべったりとアカクラゲの触手がからみついている。
最初のポイントで結構長い時間釣れた。風のピークは10時頃だった。アジが小ぶりなのもあって取り込み時にアジごと仕掛けが吹き上がる。アカクラゲと風のせいで仕掛けがいくつあっても足りない感じ。アカクラゲの触手は激落ちくんを持ち込んでいたのでなんなく除去できるが、取り残しがないように丁寧に除去しているうちに仕掛けが風に煽られて絡んでしまうのには往生した。風の強い日は2本針の仕掛けの方がいいかも。船長から回収・移動の合図があったのでクーラーに魚を移しながら数えると、アジ22匹+メバル1匹だった。
ポイント移動してからがどうにもよくなかった。残り時間を考えると30匹から30匹半ばペースだったのだが……ポイント移動後全くと言っていいほど魚信を出せなくなってしまう。風が収まり釣りやすくなっはずなのに……。隣の名人はタナで長めに待って数を伸ばしている。待ち長めが正解なのは明らかなのだが…多動性中年は待つのが苦手。なんとか他の方法で魚信を出せないものかとあれこれ励んでみたがダメだった。ポイント移動後追加できたのはアジ3匹+イシモチ1匹のみ。凪たら大失速して終了。
※軽く船酔いしてぼんやりしていたのか船着き場で偏光グラスを落としてしまう。電話して女将代理さんに探しに行ってもらい回収してもらった。というわけで来週もいなの丸釣行確定。お手数おかけしました。
著者: へた釣り