2ミリ差で予選勝ち抜けを逃したTKB52ミナミ予選の反省は、いろんな仕掛けを用意しすぎてわけが分からなくなったこと。宙釣り用の仕掛けで底を釣るという無茶をやって、午前中はボウズ。仕掛けに合った宙釣りに切り替えると4匹釣れた。自分ができる釣りに合った仕掛けを作ろう。
市販の仕掛けを使った練習釣行で、カワハギは底にへばりつくようにいて、一番下の針にしか食ってこないと分かった。ならば底から15センチ以内に針を3本とも出しちゃえと考えたわけだ。一番下の位置から2本針を出せるザ・ハリフターズを買ったり、普通のハリス止めも間隔6センチで3本出してみたのだが、底にオモリを着けて釣るとこれが大きな間違いだった。確かに底近辺に3つの餌(針)があることはカワハギへのアピールという点では間違えてない。ゼロテンションまでなら何の問題なかったのだが底を釣ろうと少しでもタルマセると3つの餌がダンゴのように固まってしまう。中オモリの沈下に合わせてタルんでいく長さも短いので、カワハギへのアピール度も低いと思われる。特にザ・ハリフターズの仕掛けは、ハリス同士が絡まってしまい、全く釣りにならなかった。
枝間の短い密集仕掛けはオモリを底から切って釣る宙釣りでこそ効果を発揮するのではと考え始めた。実際、船中ツ抜けが1名だけという状況で、オモリを底から切った最後の3時間で4匹釣ったのだから、比較的上手くいったと考えるしかない。カワハギが食ってくるタナがある程度決めうちできている(昨日は底から30センチ以内)なら、そのタナの中に3つの餌を配置できる密集仕掛けは大成功だった。オモリのすぐ上から1つめのハリス止めを出し、6センチずつ離して12センチ内に餌を集める密集仕掛けは宙での勝負で使えるという手ごたえはつかめた。ゼロテンション以下にしなければハリスの絡みは発生しない。良型が掛かると残りの針がスレ掛かりしバラシがなくなるという思わぬ効果もあった。
オマツリが怖いのでハワセに近いタルマセは仕掛け回収合図が出たあとの一瞬くらいにしかしない。普段はせいぜい30センチくらいしかタルマセないようにしている。中オモリを打つ位置を仕掛けの下から30センチ+ハリス分(5センチくらい)にすると、餌が全部底に着くと考えていいのかな? おそらくそれだと極端すぎるし、アピール度も低いと思う。上針の位置をオモリから30センチ以内、中オモリの位置上針から15センチでまずは試してみよう。横の人との釣り座の間隔を考えると、もう少しタルマセる長さを長くしてもいいかもしれない。底釣りは2年前からほぼ撤退していたのだが、竹岡が低活性なおかげでもう一度チャレンジするチャンスを得られたと前向きに考えよう。
達人さん級になるともっといろいろ考えて釣っているのだろうが、まずは宙用、底用の2種類から。宙用は今作っている物でほぼいいような気がする。底用はこれからいくつか作ってみるつもり。なんとなく、市販仕掛けの枝スの位置に近づいてしまいそうな気もするが、それならそれでタルマセて釣りたいときは市販の仕掛けを使うと決められるのでかまわない。自分ができる釣りに合った仕掛けを作る(見つける)のが2014年のカワハギ釣りのテーマになりそうな気がする。
著者: へた釣り