今年のへた釣りは昨年来苦しんできた貧漁神の汚名を返上できてる気がする。2月に入ってからになってしまったが、2024年のカイワリ開幕戦へ。冷凍生しらすをコマセに混ぜて良型を仕留めるのが目標だったが釣れているサイズを見て作戦変更し、ウィリーで数釣り。人生二度目の20匹超え。
工夫という名の余計なことを試してみるのが大好きだ。生しらすをアミコマセに混ぜて、土佐カブラやしらすを模したワームで良型カイワリを狙っちゃおうと、画策していた。上手くいったら儲けもの。効果なしでも魚を寄せるのに邪魔にはならないだろうくらいのつもりだったが、たまたまなのか、生しらすには絶大な集魚効果があるのか、いっぱい釣れた。良型は混じらなかったけれど…。宇佐美・治久丸から午後カイワリ。釣り座は左舷3人の真ん中。
ポイントはいつも通り初島沖の水深95メートルくらい。余計なことは後からと考えると、やり始めるタイミングを計るのが難しくなるので、最初から全開で余計なことに勤しむ。枝ス3本にしらすを模したワームを付けて下針は土佐カブラ。コマセはアミコマセ4:生しらす1くらいの比率で混ぜる。タナは仕掛け分だから3メートル底を切って8メートルまで。50センチ刻みで10回シャクって誘う。艫で1投目から魚信があったようでカイワリが釣れた。ただしサイズは20センチあるかないか。右舷ではダブルで釣れたようだ。出遅れた感じだが良型狙いだから仕方がない。
と、悠長に構えてられるほど釣りを達観できてないしする気もない。20センチ前後がメインなら土佐カブラやワームではシルエットが大きすぎると仕掛けをウィリーに換える。抵抗が少ないという理由で気に入っているちびライト80号ではアミコマセと生しらすをちょうどいい具合に出るように調整するのが難しい。FLビシに換えると魚信が出始めたが…なぜかキダイばかり釣れて、あれ? カイワリのボウズ解除は船で最後だったかも。でも、魚信は出せるようになったので一歩前進。
序盤は出遅れたが中盤は少し上向いた。我慢強くシャクっていればカイワリが食ってくるようになる。追い食いは発生せずに単発だが、ウィリーにも食ってきた。4連続でカイワリが釣れるなんてこともあり、このままダラダラ釣れ続けるのかな?と期待したが、そうはならずシャクれどもシャクれどもな時間帯に。夕方までダメそうと思っていると、底を取り直した瞬間にカイワリとしか思えない引き込み。重量感ありで良型かもと期待したが本日初の一荷でトリプル。これで8匹になった。時間はまだたっぷりあるのでツ抜けはできそうな手応え。
トリプルが発生したくらいだからカイワリの活性が上がってきたかもと期待するも、トリプルは何かの間違いだったようでまたも長いシャクれどもシャクれどもな時間が始まる。冬の午後カイワリは日没が沖上がりの時間の目安。陽が傾き始め、残り時間は少なくなっていた。トリプルの時に続いて底を切ろうとしていると猛烈な引き込み。引きが強かったので底近辺でいなしていると追い食いしている手応えありでフォース。ツ抜けは達成。お次はシャクった瞬間に穂先を持っていかれてこれまた追い食い発生し連続でフォーストリプル。ラストの一投は底を切ったら既に魚が掛かっており、どうせなら針数パーフェクト狙いで粘りに粘って5本針にカイワリ5匹。最後の3投で1312匹釣って、2120匹に。20匹を超えたのは自己最多の27匹以来で人生二度目♪
※お詫びと訂正
フォースの2回目は「4匹」と宣言しているのに「3匹」しか釣れていなかったことに動画を編集していて気付く。船上で数が数えられないのは元々だが…いくらなんでも3匹を4匹と見間違うのは……頭も目も悪すぎる。
著者: へた釣り