宇佐美の「へたさん来たら釣れない」がまた始まってしまう

腕がないぶん運くらいはあってほしいと願うが、腕以上に運がない。ラムネのような日本酒、文佳人夏純吟うすにごりの肴を求めて宇佐美・治久丸の午後カイワリへ。最近、釣況が芳しくないとは気づいていたが一生懸命シャクればなんとかなると思っていた。でも…なんともならんかった。

大それた目標を掲げての釣行ではない。お刺身で3日分、大（25センチ以上）なら3匹、中（20センチ以上）なら6匹釣れれば御の字のつもりだった。宇佐美駅に11時前着を目指して家を出る。初島沖の予報はべた凪。凪倒れなる不吉な言葉が脳裏をよぎるが、時化も嫌、凪も嫌だと釣りに行ける日がない。海岸から海を眺めると浜には流木多数。大雨で海に流れ出たゴミが浜に打ち寄せられたのかな？

■サバがうるさいものの3投目でカイワリゲットしイケると思ったが…

左舷舳にはタコ名人の姿が。明日は利島遠征で前乗りしたついでにカイワリも釣っちゃおうというのであるから元気すぎる。どうせ釣れないであろうへた釣りを憐れんでかスルメイカの船上干しをくださる。船は定刻に港を離れ初島沖90メートルくらいのいつものポイントへ。方針はいつもと同じ。とにかくシャクる休まずシャクる諦めずシャクる。最初の魚信は2投目であった。シャクった直後に魚が触れてきた感触があったので待って食いこませる。本当はシャクリ続けて弾くべきなのだが…最初の魚信なので…掛けてしまった。

続く3投目にも魚信あり。6シャクリ目だから底6メートルで食ってきた。シャクった穂先が戻らず海面に突き刺さりそうになるいかにもカイワリ!!な魚信の出方だった。掛けた直後に何度か突っ込むのをいなしてからゆっくり巻き始める。口が弱い魚なので強く引くときは竿を送って喧嘩しない。特大ではないがまぁまぁな感じの抵抗をしながらあがってきたのは25センチでギリギリ大サイズ。カブラに食ってきた。3投目での本命ゲットに今日はいい日かもと喜んだが、その後サバ地獄に堕ちてしまう。

■へたのシャクリより名人の置き竿ってことなんかぁぁぁああああ

初島沖のポイントは魚信るのはサバばかりとなった。船長はサバが船下に入るとすぐにポイントを変えてくれるのだが移動してもすぐにサバに追捕されてしまう。少し陸寄りの水深60メートルくらいに移動する。タコ名人がここでカイワリをゲットするのだが「置き竿にきますよ～」とのこと。そんなアホなと思っていたら「またきましたよ～」と立て続けに置き竿で魚信を出すもんだからちょっと混乱。スティ時間長めがいいのかなとカイワリにしてはスローなシャクリを試してみたが釣れるのはヒメダイ（オゴダイ）ばかり。

一度初島沖に戻るが潮が速くなってしまって釣りにくい上にサバ禍が続いていた。再び水深60メートルくらいのポイントに戻ってくる。昨日はこのポイントで良型のカイワリが出たそうなのだが、ソコイトヨリを1匹追加できただけでカイワリがというよりサバ以外の魚に元気がなかった。しかし…カイワリ大好きだって言い続けて推し活に励んでいるのに、ちっとも振り向いてもらえないな～。最後にツ抜けしたのはいつだろう…（遠い目）。