ベイトキャスティングの練習で湾フグ竿シロギスの第2戦目。2本針胴突き仕掛けの全長を少し短くしたり、先糸を20センチだけと短くしたりと少しでも上手くキャストできるようにとあれこれ対策して臨んだ。利き手の右手で投げたおかげでキャストは少しは様になった。シロギス24匹釣れたよ。
飛距離にこだわらなければトラブルなくキャストできることは分かったのでスピニングタックルは持たずに極技 湾フグ メタルソリッド+スティーレ100XGだけを持って羽田・かみやのショートシロギス船へ。桟橋でみのろう名人と遭遇。娘さんと釣りデートに来ていた。エグいくらい釣るとその名が轟くシロギスの超名人である。出船前にベイトキャスティングのレクチャーをしていただけた。思ってたより斜め上に向けて打ち出すようにキャストすると分かる。イメージはつかめた。レクチャー中に成功はしなかったけど…。
船は1時間ほど走って富津沖で釣り開始となる。本日のテーマは人並み程度には飛ばすであったが、右手でキャストするとあっさりと人並みの飛距離という目標はクリアした。スピニングタックルでのキャストよりは飛んでいない気はするが、一度オモリを持ち上げたら仕掛けは船下ではなく、2度、3度とラインが斜めの状態で誘えるようになった。キャストし終えたあと穂先を下げてしまう悪い癖があり下げるとラインがガイドに触れるようで飛距離が落ちた。オモリが着水するまで振り上げた竿の角度を維持するのが大切だと知る。上手くできたときは目標だった20メートルは飛ばせていたと思う。
シロギスを釣ることよりもキャストする方が楽しいのだから困ったもんである。オモリが船下近くまで来たら回収してキャスト。おかげでオマツリは少なかった。誘ってタルマセていると微小な魚信あり。イトヒキハゼかな?と巻いてみると最近珍しい10センチくらいのピンギス。ピンギスしか釣れないわけではなくサイズは小中な感じで、全部天ぷらにして食べるつもりなのでちょうどいい。序盤はかなりいいポイントに入ったのかいいペースで釣れる。針を飲まれることが多くしっかりエサを吸い込んでいる。へた釣りでも50匹くらいはいけちゃう?
オモリを跳ね上げて誘ったらラインスラッグを出してタルマセて10秒待ちそれから仕掛けを張っていく。好調だった序盤はタルマセた状態で魚信が出て一呼吸置いてからラインを張ってアワセればよかったのだが、活性が少し落ちたのかあるいはそういう潮の具合になったのか仕掛けを張っていく途中で魚信が出るようになった。糸を送って食い込ませるべき? 即アワセで引っかけるべき? 上手く釣れなくなってしまう。タルマセ中に食ってくるシロギスは獲れるのだがそれ以外のタイミングで出た魚信に上手く対応できない。エサを齧られただけで放されてしまう。タルマセて待つ秒数を長くすべきだったのかな?
ときどきスコールのような雨に襲われたりもしたが船上は基本灼熱状態。3リットル持っていた麦茶をほぼ飲み尽くした。暑くて集中力がなくなるとつらいことが2つ。枝スは縒れて幹糸に巻き付くようになったら交換しなくてはならないのだが回転ビーズの穴にハリスがなかなか通ってくれずに心が削られる。この位の縒れならまぁいいかと枝ス交換をサボると魚信が減った。枝ス交換以上に致命的だったのが装餌。枝スがクルクル回るような状態のイソメにはシロギスは食ってこないと分かっているのに交換する気力が……。もともとイソメを触るのが苦手なので頑張らないと触れない。50匹くらいはいけちゃう?ペースだったはずが全く数を伸ばせず24匹。暑さに負けずに丁寧にやってればもう少し釣れた気もするが昨年8月以来の20匹超えだったので良しとする。
著者: へた釣り