久しぶりと言っても4月に行けなかっただけなので2カ月ぶりの宇佐美カイワリプチ遠征。へた釣り家の刺し盛り不動のセンターであるカイワリを2日分、大なら3匹、中なら6匹という目標を立てての釣行だった。久々に5本針にフォースを決めて目標は達成したがオキアミ有利で数は伸ばせず。
宇佐美・治久丸に予約を入れた時点での予報は降っても梅雨のようなしとしと小雨のはずだったのに、宇佐美駅から海に向かい動画の撮影を始めるといきなりの土砂降り。痛いほどの雨が降り注ぎ、雨宿りをしようと慌てて港入口にある東屋を目指す。辿り着くころにはラッシュガードもその上に来ていたTシャツもずぶ濡れで、肌寒い。歓迎されてないのかなと感じつつ、東屋で昼食を済ませ、レインコートに着替えて港を目指す。雨はレインコートを着てしまえばなんてことないが、その下の服は濡れたままなので寒さと気持ち悪さは続く。
雨予報だったので今日は空いているかなと期待したが、治久丸船上にはNob名人らよく見る顔ぶれがそろっていた。初島沖の水深90メートルで釣り開始。ウィリー3本針+オキアミを装餌する空針+土佐カブラで5本針というどれに食ってくるかを見究めるのに便利そうなキメラ仕掛けを投入する。オキアミが付いているので少しソフトめにシャクる。最初の魚信は底を切って仕掛けが馴染むのを待って2シャクリめで出た。魚信の出方はカイワリっぽくなかったが引きはカイワリ。取り合えず早々にボウズ解除には成功する。食ってきたのはオキアミの空針だった。枝スに出した空針に食ってくることは確認できた。
次の魚信が本日のハイライトだった。4シャクリめで魚が仕掛けに触れてきた手応えがあるが弾いてしまった。少し待つが食い込む気配はない。5シャクリめでシャクった穂先がそのまま海面に引き込まれるいい魚信。引きが強いので無理に巻き始めずにしばらく耐えていると少しずつ引きが凶悪な感じに発展していく。巻き始めると抵抗が激しくドラグが滑ってほとんど巻き取れない。何度も竿を送りながらゆっくりと巻いてくる。魚影確認。カイワリ4匹!!!! ウィリー2本とオキアミ、土佐カブラに食ってきた。土佐カブラに食ってきたのが本日最大27センチだった。オキアミはもちろん、ウィリーにもカブラにも食ってくる高活性と喜んだが……。
序盤は活性の高い群れに当たったようで、次の魚信もそう時間をおかずに出たのだが、今思うとこの6匹目のカイワリが運命の分かれ道だった。何度もアタックしてくるのに弾いてしまいようやく食い込ませるのに成功する。25センチのまずまずサイズが土佐カブラに食ってきた。ウィリーにも土佐カブラにも食ってくるならオキアミ(空針)いらないよねと、仕掛けをウィリー4本針+土佐カブラに変えると妙なことになってしまう。リリースサイズのオニカサゴや45センチ級のドデカアジがいずれも土佐カブラで釣れる。肝心のカイワリはさっぱり魚信を出せなくなった。
ウィリーでもカブラでも釣れているから大丈夫なはずと信じてシャクリ続けたが、すぐ横や後ろでカイワリが釣れているときにドデカアジばかりを釣ることになった。Nob名人が順調すぎるほど順調に本命を釣っているのを見てオキアミ有利と気づいたが、オキアミで釣るよりウィリーやカブラで釣りたいのでじっと我慢。我慢してシャクリ続けたが埒が明かず。カブラにはカイワリより先にアジが食ってしまう? 空針仕掛けは作ってなかったのでカブラを外して空針を結んでオキアミ一粒勝負。カイワリをなんとか1匹だけ追加できて、7匹で終了。カブラの仕掛けばかり作らずに下針が空針の仕掛けも用意しないとダメだなと反省。
著者: へた釣り