初島沖のカイワリで自己最多を3年ぶりに1つだけだが更新できた。入れパクの時間はなく、上手くシャクば食ってきて、適切に粘れば一荷も発生する。なんだかウィリーが上手になった気分でひゃっほ~い♪と叫びたくなる(というか実際叫んだw)。カイワリ釣りの醍醐味を満喫できたよ。
アマダイの酒蒸しとカイワリのお刺身を目指して、宇佐美・治久丸へ約1カ月ぶりとなるプチ遠征。前回は3年ぶりに20匹超えを達成し、今年のへた釣りは貧漁神の汚名を返上できている。二度続けて大漁なら「へた釣りさん来た日は不思議と釣れるね~」と言われる豊漁神な存在になれるのでは?なんてアホなことを考えつつ、東海道線で熱海へ。熱海で伊東線に乗り換えて宇佐美に到着。家を出るとき強風が吹いており、船出るのかな?と不安になったが、宇佐美はべた凪で、ぽかぽか陽気。河津桜が散らずにお出迎えしてくれる。あとはお魚のご機嫌さえ良ければ完璧だ。
船長から最初の1時間はアマダイをやると言われていたので、赤色点滅LEDシンカーを試してみようと考えていたが、出船前に方針変更しLEDシンカーの投入は中止する。どうやらアマダイのポイントはフグが相当うるさいようで針がすぐなくなるという状況らしい。LEDシンカーでフグを寄せてしまうと周りの迷惑になるし、寄せたフグに道糸をイタズラされたらと考えると投入しづらい。水深は90メートル前後。全長2メートルの2本針仕掛けで少しスローめに誘うことにしたが4投してキダイを3匹釣ったら船長から「カイワリ行きましょう」とのアナウンス。やはりフグが相当いたようだ。へた釣りも一度だけだが針を取られた。
カイワリのポイントは初島沖95メートル前後。船長からの指示ダナはハリス分底を切って8メートルまで。仕掛けは3メートルなので50センチ刻みで10回シャクって指示ダナの上限までを攻める。昼間はカイワリが口を使わないからアマダイをやることにしたわけで、しばらく運動しながら我慢の時間かな?とあまり期待せずにシャクっていると、さほど我慢する必要はなく4回目の投入でカイワリと思われる魚信あり。7シャクリめなので割と高いタナで食ってきた。次の投入でもカイワリの魚信あり。いずれも追い食い発生せずで食ってきたのはオキアミにだったが、早い時間に本命ボウズは回避できた。サバがときどき混じるが、仕掛けが落ちないほどにうるさいわけではない。
船長がいい群れにあててくれたようで、しばらくは1投1匹以上のペースで釣れ続けてくれる。といっても、タナで待っていれば食ってくるほどの超高活性ではなく、頑張ってシャクればシャクった直後に穂先をグンッと引き込んでくれる。贅沢を言ってはいけないのだろうが、何をやっても釣れる入れパク状態より、シャクれば魚信るという活性の方が釣りとしては圧倒的に面白い。魚信を出すのも楽しいし、元気に引くカイワリをいなしながら仕掛けの張りを保ってゆっくり巻いて追い食いを狙う。狙っての一荷成功は達成感がたまらない。ダブル2回、トリプル3回、5本針パーフェクト1回。カイワリ釣りの醍醐味はシャクって食わせると針数狙い。カイワリ釣りを満喫できた。
実は1時間以上残り時間がある時点で20匹を超えていた。このままいくと自己最多(27匹)の更新は確実で、日没間際に入れパクタイムが発生すれば30匹台半ば~40匹くらいは釣れるのでは?という手応えだった。釣りの神様はそこまで優しくはなかった。後半はサバばかりが元気になって、カイワリはサバに追い散らされてなかなか口を使ってくれない状態に。せっかくカイワリを掛けても巻き上げ中にサバに食いつかれてカイワリは振り落とされたとしか思えないことも何度も発生し、明らかに失速してしまった。数えていたのは20匹までだった。ラスト1時間で7匹釣れていればタイ記録、8匹以上なら記録更新。ぎりぎり8匹追加できて、自己最多を28匹に更新した。ひゃっほ~い♪
著者: へた釣り