え~と、へた釣りにとって2013年のカワハギ開幕戦にして、TKB51予選である。感想は…タイトルの通り。あべなぎさいい子だなぁ~に尽きる。それって単に釣りがうまくいかなくて現実逃避してるだけ? その通りだけど、あべなぎさいい子だなぁ~TKB51に参加してよかったなぁ~(遠い目w)。
羽田・かみやで受付を済ませて、桟橋に向かおうとすると、小柄でかわいい女の子から元気な声で「おはようございます」と挨拶をされる。んっ? もしかして!?と思ったが、目鼻立ちの整った女の子の顔を覚えるのが苦手という実に困った才能の持ち主なので、しどろもどろになりながら挨拶を返してその場を立ち去る。出船前の開会式で「アングラーズアイドル2012のあべなぎささんです」とダイワの人から紹介されたのを聞いて、ようやく、あ、やっぱり!! 船宿でマジック借りてクーラーにでっかくサインをおねだりすればよかったw
船は大貫沖に到着し、釣り開始。水深は8~10メートル。もともと浅場でのカワハギが苦手な上に、9カ月ぶりなので釣り方を覚えているかどうか激しく不安。2013年のへた釣りの新兵器は、PE0.3号、仕掛け上部に付けるアワビ貼りブレード。実釣初投入なので、効果のほどは未知数。横を見るとかみやでは大物カワハギを寄せる効果があると言われている「くるくる来るピカ」発見!! 大会なので、へた釣りだけでなく、皆さんあの手この手を繰り出してくる。
底を30センチくらい切って錘をフワフワ。ときどき頭の上まで持ち上げて叩き下げ。錘が底に着いたら叩いてゼロテンション。魚信がなければ30センチほどリールを巻いて最初に戻る。昨シーズンはこんな感じで釣ってたんじゃないかな?と思われる釣り方で初めてみたのだが、カワハギらしき魚信はない。ようやくオッという手ごたえがあったと思えばサバフグくん。針だけなくなっていることもよくあったのでサバフグは高活性だった。トラギスなどにも邪魔されつつ、今シーズン初のカワハギを手にしたのは開始から1時間くらい経過した9時15分。サイズは15センチ以下。本来ならリリースなのだが、3匹そろえなくてはいけないので取りあえずバケツにキープ。
船中、33.5センチのドデカカワハギが釣れたり、尺近いのも数匹上がったなど景気のよい声が聞こえるのだが……なんともならない。ようやく3匹そろったのが10時30分で、サイズは20センチが最大。これはもうどうしようもないなぁ~と半ば諦め気味。甲斐甲斐しく大会のお手伝いをしているあべなぎさの姿を目で追って、いい子だなぁ~と現実逃避。これでは釣れるものも釣れない。PE0.3号だと根周りで高切れしまくるというトラブルにも見舞われて、結局、PE1号に戻すことにする。
14時少し前になって、やっとやっとの24.6センチのまずまずサイズが釣れる。あと1匹このサイズが来ればと、ここに来てようやく気合が入る。沖上がりの5分前にカワハギっぽい魚信。アワセが決まる。引きも竿の曲がりも悪くない。さっき釣った24.6センチ以下ってことはないぞぉ!! 大逆転だぁ~、百倍返しだぁ~(意味不明)と慎重にリールを巻き上げる。上がってきたのは……サバフグ……で本日終了。あべなぎさに会えたし、最後にいい夢見られたから、まぁ、いいか。
検量結果は24.6センチ、20センチ、18センチで62.6センチ。予選通過ラインはちょうど70.0センチだったので、7.4センチ足りなかった。でも、あともう1匹、25.4センチが釣れていればと考えると、狙えなくもないような気がしてくるから3尾合計長を競うTKB51ルールは面白い。
著者: へた釣り