LT竿でカワハギ…多くの人が何でまたそんなことをと指摘してくれていた。でも、たまたまうまくいってしまったため万能感に包まれてしまったわけだ。結果…TKB51決勝でなんじゃこりゃあ! やっぱりカワハギ釣るにはカワハギ竿がハズレないよね。そんな当たり前の考えに至ることにw
作戦はこう。餌を柔らかめに仕上げる。宙でカワハギに餌を吸いこませる。針はスピード系。針までカワハギの口の中に入る。違和感を感じたカワハギが針を吐き出して逃げようとしたところを、超軟調子のLT竿なら穂先が追随してオートマティックに針掛かり。アワセの作業は針掛かりを確実にするために穂先が引きこまれたら軽く竿を持ち上げるだけでOK。実際、この釣り方で24匹釣れた11月24日の釣行も、23匹釣れた12月1日の釣行もうまくいった。
ところがTKB51決勝では全くなんともならなかった。宙でカワハギが餌をついばんでいるというシーンはそう多くはないものの何度かあったはずなのだが、吸い込んでくれないのである。オートマティックに針掛かりさせることを諦めて、気配があったら竿を上げるようにしたのだが、穂先の柔らかさが災いしてちっとも針掛かりに持ち込めない。M上達人は「カワハギを持ち上げることができる」と表現されていたが、掛け合わせていける竿じゃないと手も足もでないことがあるということにようやく気付いた。
ここからは個人的な感覚なので。そんなわけがないと言われるのを覚悟で。実はリアランサーLTアジと閃迅カワハギ極先調子を比べた場合、カワハギが餌に振れてくる、サワッ(多くの人はカサカサと表現するがへた釣りの感覚ではサワッ)という前魚信は圧倒的にリアランサーLTアジの方が取りやすかった。で、このサワッという前魚信を取ってカワハギを釣るのが楽しかったのが、うまくいかないにも関わらず、大会中リアランサーLTアジで釣り続けることに執着した原因。
サワッという前魚信がちゃんと取れて、カワハギをちゃんと持ちあげられる竿を買って、来年は仕切り直そうと決める。「ステファーノ攻S175」や「極鋭カワハギ AIR 1234」はシーズン初期の浅場用と言われたので、オールラウンダーなタイプの一竿を。シマノだと「ステファーノ180」、ダイワだと…「極鋭カワハギ AGS」は「下手な人にはオススメできない」と言われたことがあるので、「極鋭カワハギ AIR 1343」かな? 来季もきっと新竿が発売されるであろうから、どの竿を買うかまでは今決めなくてもいい。お金を貯めて竿買って、来年のTKBこそはクーラーをもらってあべなぎさにサインしてもらう!!
著者: へた釣り