痛風発作明けの第1戦は石垣名人の仕立船にお誘いいただいて新安浦港・こうゆう丸からタチアジリレーへ。大潮で潮が速く、アジもタチウオも苦戦するかもという予感はあったがこれに猛暑が加わると…休み休みでないと釣れなかった。釣果は痛風の人がちょうど食べてよさそうな量かも。
5時前にラーク名人に車で迎えに来ていただいて新安浦港へ。船着き場の前に4軒ぐらいの船宿の受付が並んでおりそれぞれが複数の船を出船させている。こうゆう丸は一番奥だった。氷だけ買って船へ。石垣名人が船長と打ち合わせをし、潮の加減で先にアジをやって、後半タチウオにリレーすることに決まる。右舷は5人でへた釣りの釣り座は舳から2番目。出船前から相当暑く、汗ダラダラだったが、それでもまだこのときは元気だった。
船は10分くらい走って猿島近くのポイントへ。本日はライトアジではなく、130号のビシを使うビシアジ。釣趣を少しでもよくしようと130号を背負えて竿の挙動がライトゲームロッドに似るSHIBUKI F191で釣ってみることに。コマセはしっかり振り出せたので悪くないかも。あとは魚が掛かったらちゃんと曲がってくれるかだがなかなか魚が掛からない。潮が速くラインが立っていることのほうが珍しいので相当釣りづらい。コマセはすぐに流れて行ってしまうのでタナで待っても意味がない。コマセを振った瞬間の一瞬の同期に期待する釣りに。ポツポツとは釣れるがコマセを振れば魚信という状況ではなかった。
アジ釣りで船下に食い気のあるアジがついてないときにできることは諦めずにコマセを振り続けるしかない。船長は必ず周りにアジの反応があるポイントに船を着けてくれている。ラインが立ったらコマセをスピーディかつ大量に振り出す。ラインが鋭角になっているときは竿を下げてビシから薄く煙幕が出ていることを期待して耐えて待つ。アジ釣りらしく盛り上がってくれることは最後までなく、予定より1時間早く10時にタチウオにリレーすることに。アジは10匹だった。サイズは20センチ主体でときどき25センチくらいのが混じった。
タチウオは走水沖の船団に合流して釣ることに。船中はテンヤとテンビンが半々くらいで、へた釣りはテンビンでやることに。指示ダナは50~40メートル。一番慣れた50センチ刻みでキビキビシャクって誘うパターンで始めると、いきなり魚信。びっくりしてシャクるのを止めてしまう。タチウオは魚信があっても誘い続けるのが大事だったよねと気を取り直して次の投入でも魚信あり。誘い続けるのが大事と分かっていながらまたも竿を止めてしまうのだから脳みそと体が連動していない。3度目の正直で次の魚信は針掛かりに成功したが掛かりが浅かったのか竿をのされてバレた。いい手応えだったのに…。3打数ノーヒットで魚信っても掛からない釣りだったことを思い出す。
ようやく釣れたのが指2.5本のネクタイサイズ。最初は魚信が多いので掛け損ねても挽回できる雰囲気だったが次第に魚信の頻度が減ってしまう。なんとか指4本の食べごろサイズをゲットし、釣り方も思い出し渋いながらもなんとかできるかなという手応えを掴んだ気でいたら、脇腹に激痛。筋肉が筋肉の上に乗っかるような痙攣が起きる。いわうる攣ったという状態だ。これが釣り継続が不可能なほどの痛みでしばらく船上で攣った部分を伸ばしながら悶絶することに。痛みが治まると竿を持つのだがシャクって誘うと再び攣りそうになる。多動性を自認する釣り人としては不本意なことに置き竿にしてデッドスローで巻き上げて誘う横着な釣りに。この釣り方で3匹追加してタチウオは5匹。
著者: へた釣り