柔らかいカワハギ竿を買うお金がないからLT竿でカワハギ釣っちゃうもんねっ!!…半ばヤケクソな思いつきだったが、蓋を開けてみればありかも。TKB決勝を2週間後に控え、数では24匹と今季の記録を更新。3匹合計長のTKB寸法でも72センチは今季最高。カワハギにLT竿はマジであり?
今日はいろんなカワハギ釣り大会があるので空いてるかもと思っていたら、やっぱり空いていた。片舷7人総勢13人。リアランサーLTアジというどうなるか分からないイレギュラーな竿を試したかったので、空いているに越したことはない。桟橋に着くと異次元E本さんがアサリを剥いている。ごあいさつをすると「一緒に釣りましょう」ということになり、E本氏の指定(?)席、左舷胴の間で並んで釣らせていただくことに。横が上手いと割り当て減るんだよな~と思ったが、大会の練習にはちょうどいい。船は定刻に桟橋を離れ、竹岡沖に1時間。
出船前にリアランサーLTアジをデカッw船長に見てもらったが「底切って釣るのならいけるんじゃない?」とのこと。魚信が全く取れなければすぐに閃迅カワハギに代えるつもりで釣り開始。カワハギが浮いているかどうか分からないので枝間の長い仕掛けを用意し、底を10センチ~20センチ切ってみた。餌はもちろんアミノ酸増し増しのハギポンアサリ。魚信の出方がカワハギ竿とは違うので最初は少し戸惑う。何度か餌をツンツルテンにされながら、魚信らしき物を探る。竿先にコツではなくサワッと出るのがカワハギの魚信? 少し送ってアワセてみると、乗った!! 竿が胴の部分からひん曲がるぅぅううううう!
竿先をカンカン叩いていたので、良型カワハギ間違いなしと思ったのだが、最後の最後で横に走る。33センチのご立派サイズのウマヅラハギだった。ウマヅラハギとカワハギの魚信の出方はそう変わらない(と思う)。サワッと竿先に出る魚信を取っていけばいいんだと分かると、その後は結構いいペースで釣れ始める。10時前にツ抜けを達成。カワハギ竿と違って胴まで曲がるので掛けた瞬間、すごく達成感がある。9時49分には本日最大の27センチ。異次元E本さんから「その竿いけますよ」と言ってもらえる。LT竿でのカワハギのアワセ方をレクチャーしてくれていたデカッw船長からも「あと30センチあればTKB狙えますよ」。
そして、それがやってきた。宙でサワッ、竿をクンッと持っていくような感触があって、ラインを張ると竿先ガッガッガッ。リアランサーLTアジが根本から曲がる。手ごたえ的には33センチのウマヅラよりも大きい。巻き上げ中にも強烈に引きこむので慎重に慎重にリールを巻いていたのだが……フッとテンションが抜けて軽くなる。バラシた。「推定33センチ!! 今のが取れないと、TKBは無理ですよ~~~」(デカッw船長)。言われんでも分かっとるわい!! リアランサーLTアジの欠点は竿が柔らかすぎてしっかりアワセられないこと。竿先ガガガまで行って、バラシたカワハギ数知れず。それでも12時前に14匹釣れたのだからカワハギ竿より釣れる??? アワセ方を学習すれば結構いけるかも。
12時を少し回って、オマツリで仕掛けをロストしたので、竿を閃迅カワハギに代える。宙にカワハギが浮いている雰囲気がなくなっていたので、底での釣りに切り替えることにした。やはりカワハギ用の竿だけあってしっかり針掛かりさせられる。竹岡沖で4匹追加し、18匹。帰りにちょっとだけ海堡に寄る。何がどういう加減でそうなるのか分からないが、海堡では入れ食い。でも、苦手な浅場なので掛け損ねが多発して6匹止まりで合計24匹。横で釣ってた異次元E本さんは、40匹。特に海堡で入れ食いタイム中の手返しの速さはすさまじかった。こりゃ、かなわんな。でも、腕のなさ&不器用さはハギポンとLT竿で補うからいいもんねぇ~。
著者: へた釣り