へた釣りだって釣行毎に撃沈しているわけではない。たま~~~には上手くいく日もあるのだ。小雨ぱらつく中、久々のメバル釣り。すっかりやり方を忘れていた序盤は苦しんだけど、中盤から徐々に好転。終わってみれば煮付けサイズ多数混じりでメバル23匹+カサゴ19匹と出来過ぎ♪
来週のかみやメバル大会に向けて練習釣行。練習というとある程度技量がある人がさらに研鑽するというニュアンスなので、釣り方を思い出すため釣行が正しい。今年は2月1日のメバル解禁日に釣行したあとは、KFCで1戦(メバルのキープは2匹だけ)、沖のウィリー中止で振替釣行(メバルはボウズ)しただけ。こんなんで大会出ていいの?ってレベルで釣れてない。羽田・かみやで受付を済ませると、なんと人生初の受付1番札。電車釣行のへた釣りが1番乗りなんて、果たして出船人数に届くのかしらと不安になる。
釣り座をメバル釣りの特等席である左舷の舳に決める。ボチボチ人が集まり始めて左舷に7人で出港。「15分ほど走って手前からやっていきます」とのこと。多摩川は、昨日までの雨で薄茶色に濁りまくっている。多摩川から出れば濁りは取れると説明されていたが、こんな水の色で釣りになるの?って感じ。まずは川崎の堤防から攻めていく。何か所かポイントを変えてくれたが、メバルもカサゴもお留守な感じ。メバルは東京湾一の癒し系魚のはずなのだが、今日も修行系な滑り出し。おまけに、釣り方がまずいらしく根掛かりを連発する。魚を1匹も釣らないうちに仕掛け&錘を3つもロストすることに。
ようやく、魚からの手ごたえがあったのは釣りを始めて1時間くらい経った8時45分くらい。それにしても船長から移動の合図があって、巻き上げようとした瞬間に魚信が出たのだから、釣ったというより偶然釣れた。サイズも20センチ以下。ちょっとずつ釣り方を思い出してきて、お次は10センチ以下のマイクロカサゴ。またまたマイクロ……カサゴじゃないな、ムラソイ? なんとか魚を掛けられるようになって釣りらしくはなってきたが、癒しにはまだほど遠い。
船は本牧方面に少しずつ南下しながらいろんなポイントを攻めていく。やっとキタ~~~~~~!!ないい手ごたえが訪れる。ガンガン引くし、海面近くまで暴れる。これは尺はなくても尺近くは確実と思ったのだが、海面に現れたのは、メジナ。こんなとこにもいるんだなぁと驚いた。メジナは生息域によって身の味が全く違う。この辺りのケーソンに付いた海藻を食べているんだとすると……東京湾奥のメジナを味見する気になれずリリースした。
船は鶴見川河口経由で本牧海づり施設周辺に至る。メバルをポチポチ拾えるようになっては来ていたが、10時の時点でキープできているのはメバルが5匹だけ。12時になってようやく本牧のキリン(クレーン)があるいつものポイントに。ここから急に釣況が好転した。尺確実な手ごたえで、竿先がグンッと持って行かれる。緩めに設定してあるドラグが滑りまくって上がってきたのは本日最大の26.5センチと24.5センチのダブル。何が分かったのかは分からないけど、何かが分かった。このあとも良型メバルのダブルあり、メバルとカサゴのダブルありと、なぜか急に絶好調♪ 癒しのメバルが釣れ盛り、バケツが金色に染まっていく。
そして謎の魚信。急に竿がのされて、糸が全く止まらなくなった。竿を立てて魚を止めようにも無理。どんどんラインを引きだされていく。船長に「どうしたんですか?」と聞かれてもどうなっているのか分からない。同じ竿で1メートル超えのサメとやり取りしたことがあるが、そのときよりも暴力的な引き。魚の頭をこちらに向けさせることさえできずに、船で魚を追いかけてもらうことに。ラインブレイクで終了。無理すれば竿が折れそうだった。そんなことが1日に2回も。2回目はカサゴを根から引っ張りだした直後に竿を引ったくられる。「サメかエイしかないでしょ」とのこと。幹糸1.5号じゃどうしようもない。当然、写真を撮ってる余裕はなかった。
後半はコンスタントに釣れた。ターゲットをメバルに絞って釣るという戦略もある程度成功したような気がする。型もまずまずでかみやの釣果報告には「来週このサイズ釣れば上位入賞確定なのに」と書いてあった。続く一文は「運を使い果たしていなければよいのですが…」だったけどw 終わってみればメバル23匹(リリース1匹)+カサゴ19匹(リリース11匹)で、メバルの煮付けサイズも6匹混じった。最初どうなることかと思ったが、終わってみれば大満足。癒されりゅぅぅぅぅうううううう!!
著者: へた釣り