深場の勇者様に連れて行ってもらい、年に一度のカツオチャレンジに小坪港・洋征丸へ。行きの車の中でヒラソウダは釣れているので魚信がないってことはまずないと釣況を教えてもらう。確かに3年目にして初めてカツオの魚信はあった。竿を持ってる人が下手すぎた。4バラシで今年も…。
▼声も出演版
魚にはあまり好かれない星の下に生まれたという自覚はあるが、マグロ狙いではなく、カツオ狙いで、キハダ・カツオ船に乗って、2年連続でノーピクをやらかすと、海面からのタナの取り方は分かってます?と心配されてしまう。三度目の正直となる今年こそはと意気込んでいたが、今年もカツオには嫌われたままだった。魚信はあったので少しだけ前進したような気もするし、4度も針掛かりまではさせておきながら1匹も船に入れることができなかったのでは嫌われ度合が増したような気もする。2024年も深場の勇者様が釣ったカツオを分けていただき大好物のカツオのたたきにはありつけた。
書きたいことは第一段落で書ききってしまった感はあるが、釣れなくてグダグダの釣行記の方が面白いというマニアックな読者もいるので、バラした状況をくよくよと書いてみる。実は朝の第一投で魚信はあった。指示ダナの15メートルの1メートル下でコマセを振ってタナにビシを合わせて待つ。何分か待って魚信がなかったのでロッドキーパーに竿を置いて巻き上げようとすると竿先がビビビと小刻みに揺れる魚信。慌てて竿を持って巻き始めた。海面に魚影が見えた。おそらくヒラソウダだったが取り込みにもたついていると海面で走られてバレた。
勇者様からしっかりアワセるようにとのアドバイスをもらい。次の魚信を待つ。5回くらいコマセを入れ替えると2回目の魚信あり。今度はしっかりと竿を頭上まで持ち上げて針掛かりさせる。巻き上げ開始。最初のヒラソウダとは明らかにトルクが違う強烈な引きにビックリして電動レバーを少し弱めてしまう。仲乗りさんからドラグが緩いと指摘されたりしてもたもたしているとふっと軽くなった。針がなくなっていた。掛かっていたのはおそらくカツオで、ガンガン巻かないからサメの餌食になったとのこと。
しばらくすると勇者様がカツオを釣り上げる。その数投後に、コマセを振り出しタナを合わせるとすぐにはっきりと穂先を引き込むいい魚信があった。魚信も大きかったししっかりアワセられたしで今度こそはと電動で全力巻き。ちょっといいサイズのカツオっぽい。全力で巻いているはずのリールがときどき止まる。電動リールがうなりというより悲鳴をあげているような音を発し、竿をガコガコと揺すられるような感触。海面近くまで魚は来ていたとい思うのだがふっとテンションが抜けて、痛恨のバラシ。
その後もう一度、明らかにカツオと思われる魚をバラシてしまうとそれ以降の釣りが全く上手くいかなくなってしまう。周りでというよりすぐ左隣で魚信が出ているのに、全く魚信を出すことができず。タナは狂っていないはずなのに理由が分からない。カツオに嫌われたままカツオチャレンジ2024は終了。深場の勇者様はその後もう1匹カツオを追加し、その1匹はへた釣りのクーラーに。また来年。
著者: へた釣り