アジ用の振り分け仕掛けを作るともう我慢できない。先週もアジで今週もアジだと釣り飽きることはなくても食い飽きそうなのに…羽田・かみやからショートLTアジへ。昨日あたりから釣果は下降気味と気付いていたが、食い渋った方が振り分け仕掛けの優位性が分かりやすいかもと楽観視。
▼声も出演版
夏休みのこの時期、どこに行くにも混む。なるべく電車が混んでない方が…と思い、羽田空港利用の旅行者がたくさんいそうな京急線での釣行を避けて、京浜東北線の蒲田駅まで送迎があるかみやへ。電車は朝までオールで飲んでいたと思われる若者多数でちょい混みだったが、さほど体力を消耗することなく送迎バスまでたどり着く。ショートLTアジ船はほどよい混み具合で、右舷は7人での出船。へた釣りの釣り座は艫から2番目。船に乗ったらすぐに冷蔵服3を稼働させて暑さを緩和する。船は定刻に桟橋を離れ、木更津沖まで45分。
本日のテーマは振り分け仕掛けでアジを釣るだ。フロロ1.5号の75センチ・150センチの仕掛けだ。枝スを出した吹き流し仕掛けより一荷が発生しやすいはずと期待。木更津沖水深8メートルで釣り開始。船長からの指示は「底1メートルでコマセを振って1メートル持ち上げて2メートルで待って」だった。全長2メートルの仕掛けを想定して出された指示だと思われるので底50センチ&1メートルでコマセを振り出し1.5メートルで待ってみたが魚信なし。左隣で釣れ、右隣で釣れても魚信なし。アジ釣りでこんなに取り残されること…最近はあまりないことなので焦り出す。
タナが違うのかもと50センチ刻みでコマセを撒いてアジが針に触れてくるタナを探したが見つからず。もしかして振り分け仕掛けって釣れないんじゃ?と考え始めたら魚信があって本日最初のアジ。20センチ級の湾奥基準での中アジだった。魚信ったタナを中心に探ったが、魚信は続かず。たまに魚信っても掛かりどころが相当悪いようで巻き上げ中にいなくなる。大苦戦する。なんとか5匹だけ釣ったが…振り分け仕掛けでは釣れる気がしなくなってしまう。アジ自体の反応も薄いようでポイント移動するもなかなか止まれずという状態。振り分け仕掛けの練習はもう少し活性がよさそうな日にした方がよさそうと、いつもの自作3本針仕掛けに付け替える。
木更津沖では目ぼしい反応はついに見つからなかったようで工場の岸壁に寄せて釣ることに。水深は18メートルと少し深くなった。コマセの煙幕を濃く作りたいので1メートル・1.5メートル・2メートル・2.5メートルでコマセを撒いて50センチ巻き上げタナ3メートルで待つことに。このポイントでようやくアジらしいペースで魚信が出るようになった。いつもの仕掛けに替えたおかげ? 毎投魚信という活性ではないが、真面目にコマセを撒いているとその努力には応えてくれるという感じ。序盤はツ抜けも危うい感じだったが、なんとかおかずくらいは釣れそうになってきた。
やはり慣れている仕掛けだと魚信を出すまでの手順を知っているので釣りやすい。岸壁のポイントは少しずつアジの活性がよくなってきて一投1匹ペースに。トリプルこそなかったがごくたまにダブルも発生し始めペースアップ。これなら30匹くらいは…40匹は超えそう!!…50匹行けるかも!? 冷蔵服3のおかげで暑さにめげることなく釣り続けれる。予想通り冷蔵服3のバッテリーは12時過ぎに切れた。40000mAhのバッテリーで5時間使える。バッテリーを2台持っていけば10時間連続稼働できるので1日船でも大丈夫そうだ。13時に沖上がり。釣れたアジはすべて中アジで45匹だった。
著者: へた釣り