クロムツ大好きラーク名人の仕立て船に混ぜていただいて内房勝山港・萬栄丸の半夜クロムツへ。この数日、あまり模様がよくなかったためツ抜けできれば御の字と考えていたが、小雨で空が暗かったことが幸いしたのか一投目からバリバリ食い。40センチ超え混じり20匹と大満足♪
▼声も出演版
東京は朝から結構な雨。お昼過ぎにI垣名人に迎えに来ていただいて、勝山港へ。昼ごろには雨はあがる予報だったが、一向に止む気配がなく、フロントガラスを叩く雨の勢いに視界が奪われ、ちょっと怖いほど。港に着くころにはさすがに小雨にはなったが、船に乗る直前までやまなかった。釣り座はくじ引きで。へた釣りは左舷の前から2番目、ラーク名人は3番目。I垣名人は右舷の1番目、深場の勇者様は3番目だった。ラーク名人横はなぜかいい目に遭うことが多いので、期待していい?
りょう船長によると、潮も速いし結構厳しいですよとのこと。1旋回1投入になる可能性が高いので3本針仕掛けの一番上の親子サルカンにリーダーを直結し、捨て糸も10センチくらいと短く詰める。これなら仕掛けの全長は310センチ。投入トラブルを減らせるはず。ポイントは洲崎沖の水深100メートル前後。厳しいと聞いていたのであまり期待せずに底10メートルから誘い下げていると、周りから電動リールの巻き上げ音が聞こえだす。底近辺が食いダナだったようだ。回収の合図がありロッドキーパーに竿を置こうとするとへた釣りにも魚信あり。一投目から空振りは験が悪いし、出遅れも回避できて一安心。30センチを少し超えるまずまず良型でスタート。
魚信ダナが底近辺と分かってここからしばらくは絶好調に釣れまくる。オモリが着底して底を3メートル切ろうとしている間にクロムツが食ってきていることもよくあったし、3メートルから誘い下げると必ず魚信があった。小型のクロムツも混じっているのか魚信はあったのに針掛かりせずエサを取られることは何度かあったが3本針に1匹もクロムツを付けられずに空振りということは一度もなかった。3連続でダブルなんてこともあり、あっという間に目標だったツ抜けを達成する。自己最多を大幅に更新できそうな入れパクタイムを楽しめた。型も35センチ級混じりで悪くない。
最後までこの調子なら50匹くらいいくかもという勢いだったが、少し食いが落ち着いた。底近辺で誘えば魚信るという感じではなくなってしまい、底から10メートル(オモリの位置なので仕掛けは13メートル)から枝ス長の80センチ刻みでストンストンと落として誘う。親子サルカンを要に枝スを扇状に動かすクロムツに効果的なはずの誘いだ。タナを上げたせいでサバやメダイなどが混ざるようになってしまい、オマツリによるタイムロスが発生し始める。入れパクではなくなったが、オマツリでの回収を除けば、空振りはほぼなしで魚信は出せた。潮が緩んだようで2回投入も可能になった。萬栄丸での自己最大となる40センチのクロムツも釣れて満足度爆上がり♪
後半は風が強くなり海が荒れ始めた。短時間だが結構強い雨にも降られた。魚信がなければ心折れる展開だ。夜釣りは船酔いしやすい。吐き気が少々、平衡感覚がおかしくなったのか油断をすると眩暈に似た違和感を感じる。貧乏性なので納竿の合図があるまで頑張って釣る。魚信を出すまでに少し時間がかかるようにはなったが、最後まで魚信は出続けた。最後の一投も魚信を出せ、サバと一荷でクロムツをゲットする。船上で数を数えられないし、揺れる船上でクーラーに入れたクロムツを取り出して数えるなんて危険なことはしたくない。釣果報告は、絶対に釣れているはずの15匹に。家に帰ってから数えると20匹いた。40センチ超え1匹以外にも40センチ級が何匹かいたのでクロムツ20匹+メダイ1匹で32リットルクーラーがちょうど満タンだった。竿頭は深場の勇者様で36匹。
著者: へた釣り