ほぼ無風の猛暑日…こんな日に釣りに行かなくてもと自分でも呆れている。船上ではは~(ため息)ひ~(悲鳴)ふ~(ため息弱)、へっ(意気消沈)、ほ(浅い呼吸)とは行ばかりが口から漏れる。体力も集中力も続かない中、盤洲沖のシロギスは優しかった。40匹釣れてキス天食べ放題♪
▼声も出演版
送迎バスがあり歩く距離が短くて荷物も軽そうという理由で羽田・かみやからショートシロギスへ。電車釣行時の体力温存作戦は成功したような気がする。さほど汗をかくことなく桟橋までは辿り着けた。受付番号は6番。右舷の艫から二番目に釣り座を決める。横にはかみやの夜の女帝様。おしゃべりしながら楽しく釣れる特等席である。魚の奪い合いでは勝てる気がしないので釣果優先だといい席とはいえないかもだが……。釣り座で出船を待つ間に既に大量の汗。出船前から最後まで頑張れるかな?と不安になる。浅場なのでテンビン仕掛け。イソメは装餌しやすいように頭を切り落として濡れたタオルに挟んで弱らせておく。
7時半に出船となる。船長からのアナウンスは30分ほど走って盤洲沖へとのことだった。あまり行ったことのないポイントなのでちょっとうれしい。本日のテーマは振り分け仕掛けでちゃんと釣れるかをチェックすること。回転ビーズで振り分けた物とからみ防止パイプ&ハリス止めで振り分けた仕掛けの2種類作って持っていった。結論を先に書くと振り分け仕掛けでもシロギスは釣れたしダブルも発生したが仕掛けがからむ頻度は通常の枝ス仕掛けよりも高かった気がする。ピンギスもいるようで一投目は魚信はあれど掛からず。二投目で本日最初のシロギス。三投目でも釣れたがいずれもやや小型な感じで針のサイズを落とすかどうかで悩むが、枝ス交換まではキス針8号で続行することにして保留する。
3匹目で塩焼きサイズの良型が釣れちゃったもんだからこの日は最後までキス針8号で釣ることになった。釣り方は振り分け仕掛けだからといって特別なことができる腕も知識もないので、いつも通り軽くキャストして仕掛けからみ防止に着水寸前に軽くサミングしてブレーキをかける。そろそろ着底しそうになったら再度サミングしてカーブフォールで着底させる。とんとんと5~10センチくらいオモリを底から浮かすのを意識して誘いながら手前に寄せてくる。ときときシェイクして仕掛けを躍らせたり、大きく竿を持ち上げてオモリを浮かせて少し離れたシロギスにアピールしてみたり。腕が悪いのでたくさんは釣れないが、振り分け仕掛けのおかげかときどきダブルも交えつつ順調に釣れる。
シロギス釣りの目標は家族4人でキスの天ぷら食べ放題ができるように30匹以上釣ることだ。滑り出しはよく15匹くらいまではわりと早い時間に釣れたので目標クリアは楽勝と思ったのだが…小型の多めのポイントでは魚信はあるし、エサまで取られているのに掛けられないことが増えていく。釣りに必要なセンサーがすべて暑さのせいで故障したとしか思えないほどに魚信はあるのに掛けにいっても掛からない。ならばとテンションを抜いて吸い込ませようとしても吸い込まない。中盤からは~ひ~ふ~へっほとは行ばかり口にしていた気がする。魚の活性は落ちたわけではなく、へた釣り以外の人は順調に釣れていたので暑さにやられて一人ポンコツ化した感じ?
振り分け仕掛けの長さを30・60センチから25・50センチと短くしてみたりしたが掛けられないまま。胴突き仕掛けに変えてたるませてみようかとも考えたが周りはテンビン仕掛けで釣れているのでその踏ん切りはつかず。掛からないシロギスに悪戦苦闘しながら、なにかの間違いで掛かってくれるシロギスを拾っていくという展開に。中盤から明らかにペースダウンしてしまったが盤洲沖のシロギスは魚影が濃く最後までぽつぽつとは釣れてくれた。なんとか40匹。15センチ以下のピンギスはほとんどおらず天ぷらサイズばかりなので前回の44匹よりも満足度は高い。
著者: へた釣り