夏休みが終わり、月に一度は行きたい&食べたい宇佐美カイワリプチ遠征を再開する。最近、午後船の釣果が振るわない気がして、苦手としている9月なこともありボウズもあるかもと不安だったがなんとかなった。ウィリーには完全塩対応だったが、オキアミ一粒で1匹ずつこつこつ釣って8匹。
▼声も出演版
土曜の予報は晴れ。日曜は曇りときどき雨のはずだった。曇ったほうがいくらか涼しいだろうし、カイワリの活性もいいのではと日曜に釣行することにしたが天気予報が大ハズレ。快晴の伊豆は真夏日に。宇佐美駅に着いてみると既に暑い。駅までクーラーを乗せたキャリーを引っ張って徒歩15分。港に着く前に既に汗がしたたり落ちる。乗船したらすぐに冷蔵服3のスイッチを入れる。さらに極悪虹クマくんをラッシュガードに吹きかけて急速冷蔵モードに。この組み合わせは最高だ。宇佐美・治久丸は12時少し前に港を出る。船長から「初島沖は潮速すぎて釣りにならず、噴火口に行きます」とのアナウンス。最近はずっと噴火口でやっているようだ。
水深は80メートルから90メートルくらいまで。指示ダナは底から8メートルまでを探ってだった。仕掛けの長さ分3メートル底を切って、50センチ刻みで10回シャクって8メートルまでを探る。カイワリが元気なときは何投かすると魚が触れてくる感触くらいはあるのだが、シャクれどもシャクれども何も触れてこない。7投目でやっと魚信があり、針掛かりもしたのだが…カイワリにしては大人しいし引きに迫力がない。でも、ときどきみせる抵抗はカイワリっぽくはある。海面に銀色に輝くひし形の魚影が見えた。カイワリは…カイワリだが15センチ級のかわいいサイズだった。初島沖より噴火口の方がサイズが小さいのかな?
小さいとはいえ一応本命ゲットでボウズだけは回避したものの魚信は続かない。4投ほど空振りしてようやく二度目の魚信。1匹目より多少大きくはなったが20センチには届かない。お次は底切ろうとするとコツンという魚信があって小ぶりなアマダイ。3投ほど空振りして、ようやく間違いなくカイワリだと分かる小気味よい引きをする魚信がある。潮が速い時はいつも以上に慎重にやり取りしないとバレやすい。引いたら巻くのをやめていなしてと丁寧に巻いてくる。25センチはあるかな?と思っていたが、そこまでの大きさはない。でも、本日初の20センチ超え。
カイワリは3匹ともオキアミに食ってきた。良型ではないので、カイワリの魚信があったら、ゆっくり巻きながら追い食いを狙うのだが、ウィリーに食ってくる気配が全くない。仕掛けはウィリー4本針+オキアミ用空針1本なので。オキアミ一粒で勝負している感じになっている。4匹目が本日最大サイズだったがこれも25センチには届かない。ウィリーに塩対応で一荷の期待薄なので1匹ずつこつこつ釣っていく。ウィリーには食ってこないが食い気のあるカイワリは船の下におりポツポツとは拾える感じ。面白味はないが頑張って釣ればツ抜けくらいは狙えそうなペースだった。
残り1時間のアナウンスがあった時点でカイワリは7匹。型に不満はあるがツ抜けはしてドヤッ顔キメちゃおうと思っていたら失速する。今日一の魚信で25センチ超のカイワリ確実と思っていたら船中唯一のサバだったり、カガミダイやキダイばかりが食ってきたり、ソコイトヨリまで釣れてしまい、貴重なオキアミ一粒をカイワリ以外が食べちゃうもんだからイラッとする。結局最後の1時間で追加できたカイワリは1匹だけで8匹で終了。なぜかラストの1匹だけはウィリーに食ってきた。9月のカイワリプチ遠征は2年連続でボウズをくらっている。今年は8匹も釣れたのだから頑張った方ってことにしておく。
著者: へた釣り