2014年の初釣り! 羽田・かみやからオニカサゴに行ってきた。この魚、何も考えなくても釣れるかと思えば、1日やって魚信ゼロのこともある運まかせの釣り。おみくじを引く気分で楽しんじゃおうと考えた。初釣りで引いた籤は……凶! 悪い籤が出たら、来週にでも引き直せばいいよねw
オニカサゴおみくじのルールは、45upで大吉、40upで中吉、35upで小吉、30upで吉、25upで末吉、25センチ以下はリリースなので凶、リリースサイズすら釣れなかったら大凶。ちなみに2013年は4回籤を引いて(オニカサゴ釣りに行って)、中吉、凶、大凶、凶……なんだか随分、悪い卦が出る確率の高いおみくじである。年末の馬鹿ツキが持続しいてればなんとかなるだろっ!と、仕掛けを作るとこまでは強気だったのだが……。
朝からやっちまった。いつもと同じ時間に起きたはずなのだが、用意に手間取り、家を出るのが遅くなる。正月ボケかな? 駅まで200メートルくらいでこれは間に合わないと気付いて、ダッシュ! 肩から釣り具一式、右手にクーラー、左手に竿を持っての200メートルダッシュは、体重0.11トンのおっさんには相当つらい。なんとか電車に滑り込んだら膝はガクガク、腰まで痛い。桟橋に着いて船を見ると、今度は心がポッキリいきそうになる。片舷9人。深いところを攻める釣りなので、オマツリ必至の混雑っぷり。なんとか隙間を見つけて左舷の前から4番目にいれてもらう。
船はベタ凪の海をスイスイ進んで剣崎沖へ。オマツリを嫌ってかやや浅めの100メートルくらいのポイントからスタート。新兵器のホタ針仕掛けを使って釣り始めたのだが、ゲストを含め、何も餌に触ってこないまま時間が過ぎていく。ホタ針が悪いのかな?とプニイカ仕掛けに代えてみたり、市販の仕掛けにしてみたりと、あれこれ試してみたのだが、なんともならない。それほど魚信が多い釣りではないと覚悟してはいたが……初釣りなんだから少しくらいご祝儀があってもいいのに…。
デカッw船長も苦労していたようで、水深は少しずつ深くなっていく。水深が深くなるとオマツリが増える。錘を底に着けたまま糸を出したらあかんやろっ!!と思うが、新春早々他人ともめるのは嫌なので、タナを少し高めに切ってオマツリ回避。開始して2時間経ってからようやく最初の魚信。どう考えてもオニカサゴの魚信ではないが、何もないよりはマシである。2014年に釣った1匹目のお魚は15センチくらいのユメカサゴ。食べられるサイズではないのでリリース。
「オマツリしてもいいから行っちゃいますか」とデカッw船長が向かったのは水深200メートル以深のポイント。ここで、へた釣りの竿にキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!! 底を30センチほど切って誘っている最中に竿にグッと重さを感じる。ゆっくり聞きあげると竿先を何度もグッグッと引きこむ生体反応。竿を上げきったところで少し待って、巻き合わせを入れると、竿が曲がる。底を切るときひと暴れ、巻き上げ中にもときどき暴れる。サイズは悪くないはず。大吉かなぁ~中吉かなぁ~。ニタニタしながら電動巻きあげ。残り30メートルを切ったところでもうひと暴れ。このひと暴れの最中に竿に掛かっていたテンションがふっと抜ける。バラした(ノ゚⊿゚)ノ 仕掛けを回収すると、針のチモト切れ。本日の集中力はこれにて終了。
その後、久里浜沖経由で観音崎沖へ。オマツリが発生しにくい水深60メートル~80メートルくらいのポイントを転々と攻める。観音崎沖にてへた釣りの竿にもオニカサゴ。ただしサイズは15センチ。この1匹で、オニカサゴおみくじで大凶は免れたのだが……うれしくねぇ~~~~~。背後から聞こえた「タモ~~~!! デカッw」という声援は無視しておく。もちろんリリース。結局クーラーの中は空っぽのまま。2014年の幕開けは凶。これは大吉引くまで止められないかも。へた釣りは神社でおみくじを引くときも気に入る卦が出るまで何度も引き直す人だったりするw
著者: へた釣り