えっへん、おっほん、はっぎぽん♪ 金沢八景・一之瀬丸の感謝デー釣り大会にて、なんとなんとの尺超えカワハギを2匹も釣る。なんとなんと、なんとなんとの優勝だぁ♪ こんなできすぎは二度とない。本日はドヤ顔どころかえっへん顔。フォースマスター3000MKもらってホックホクだぁ~。
2013年カワハギ釣りの総決算。一之瀬丸の感謝デー釣り大会は一昨年に生まれて初めて釣りで拍手をしてもらえた縁起のいい大会。1匹の大きさ勝負なので、へた釣りにだって十分勝機があるはずだ。期するものがなかったといえばウソになる。上位に食い込めたらいいなぁ~と、夢見てはいた。終わってみればできすぎをはるかに超える超々できすぎ。この3年間1匹も釣っていなかった尺ハギが2匹も釣れちゃうんだもん。マグレにもほどがある!! 拍手してもらえた上に電動リールまでもらえて幸せすぎる1日だった。
道具を用意する時点で悩んでいた。リアランサーLTアジを持っていくべきか否か。一度ダメだと見切ったものを、未練がましく使い続けるのはよくないような気がして、閃迅カワハギ1本だけを持っていくことに。ラインはPE0.3号、宙で釣るつもりだったのでアワビ貼りブレード、そしてアミノ酸増し増しのハギポンアサリ。今年いろいろ試してきたことの成果を出したい。釣り座は抽選。2番の籤を引く。左舷艫から2番目。潮は下げで風は北寄りだから特等席だ。ただしこの特等席という思い込みはTKB51決勝で裏切られたので、潮先だからと釣り方は変えないようにしよう。
右隣の人はDKO帽子に極鋭。左隣の人も極鋭。「へたくそなんでよろしくお願いします」と挨拶する。極鋭を見るとビビるという習性が抜けない。30分ほど走って竹岡沖に到着。釣り開始。水深は30メートル前後。この日は大型を狙ってほぼこの水深のポイントを転々と攻めることになる。宙でタタキ下げて、底を30センチくらい切ってクワセの間を作るという釣りを繰り返す。左隣で1匹、右隣で1匹。底で釣ればカワハギはいるようだ。でも、1匹型勝負なので、宙で釣り続けようと決める。30分ほどしてへた釣りの竿にもようやく魚信。21センチ。それでも両隣よりもサイズはよかった。
カワハギの活性はあまりよろしくない。2匹目は45分後の9時15分。サイズはこれも21センチくらい。背後から歓声が上がる。右舷で29センチのカワハギが上がったらしい。DKO帽子の方に「宙じゃ魚信ないでしょ?」と言われるが、全くないわけではない。ハギポン効果でそれなりに魚信はあった。コッというアワセようのない魚信ばかりだったけど……。9時半にようやく餌が吸い込まれたような魚信。アワセも決まって巻きあげ始めると竿をいい感じに叩く。手ごたえ的には尺超え確実。リールを巻きつつ強く引き込まれるたびにニヤニヤしてたのだが、上がってきたのはウマヅラハギ。いい夢は見られたけれど…検量はしてもらえない。
宙で釣っているので小型は混じらないが10時半の時点でカワハギは20センチ級が4匹だけ。舳などで釣れているサイズを見ると、29センチは別格として25センチあれば入賞圏内な感じ。12時少し前に、へた釣りの竿にもようやく25センチを少し超えるサイズのカワハギが掛かる。検量に持って行けばもしかしてがありそうなサイズだ。計測してみると26センチをちょっと超えるサイズ。それでもほかが20センチを少し超えるものばかりなので、バケツに放すと主のように見える。
お昼を回って残り2時間と少し。29センチなんて今季のへた釣りの最大サイズより大きいわけで、ここまでかな?とちょっぴり諦めかけていた。タタキ下げ中に何度か餌にアタックしてくる感触。なかなか食い込まないのでゼロテンション。それでもダメで少しタルマセて聞きあげると、竿先がガッガッと持っていかれる。リールを巻きだすと竿が胴まで軽く曲がる。また、ウマヅラじゃなければ大型!! 急に激しく引き込むのをいなしながらなんとか海面まで巻きあげたのは……何、これ、デカッなカワハギ。「タモ~~~」と叫んで船長にすくってもらったのは30センチちょうどのカワハギだった。へた釣りにとっては人生2匹目の尺ハギ。2010年11月21日以来、3年と1カ月ぶり。バケツの主交代。この時点で暫定首位に立った。
そしてそれがやってきた。時刻はちょうど14時。ゼロテンションで休憩していると、カワハギが餌をついばむ手ごたえ、アワセられず。少し送るともう一度カワハギが餌をついばむ。これまたアワセ失敗。針掛かりしないのでワッペンサイズ?と思いつつもう少し竿を送って聞きあげると、竿先ガッガッガッと同時に竿が胴まで曲がる。カワハギ以外の魚かな? 金属的な引きは…カワハギ? でっかいフグ? だって、1時間前に釣った尺ハギよりも明らかに引くし重いんだもん。カワハギっぽいけどカワハギだとは確信を持てない。水面に姿が見えた。カワハギ!!!!!!! デカい。気持ち悪いくらいデカい。これが検量してもらった31.1センチのへた釣り史上最大のカワハギだった。バケツの主交代なのだが……交代したというよりバケツの主が2匹になった♪
あと1匹でツ抜けなので、最後まで頑張ったんだけどその後魚信はあれど針掛かりせずでそのまま沖上がり。どうせなら「エキサイティングカワハギゲーム」にもエントリーしようと生かしたまま持ち帰り。手に持って桟橋を歩いていると、すれ違う人ほぼ全員から「デカッ!」「デカッ!!」「デカッ!!!」コールを浴びてちょっぴり気持ちいい。表彰式で拍手してもらえ、「あなたが欲しい賞品は、JTB旅行券か? カルカッタか? それともフォースマスター3000MKか?」と聞かれる。迷わずフォースマスター3000MK。エキサイティングカワハギゲームも720グラム・32センチ(船長計測)でエントリーして、同率首位なので何かもらえるかも♪
著者: へた釣り