パンチドランカーならぬヒンカ(貧果)ドランカーなので、何があっても竿を握ってヘラヘラしてる。洲崎沖まで行けばイサキなら楽勝と思っていたら時化で群れの探索がままならず。やっと投入できても速潮で釣りにならず。イサキはほぼノーチャンス。ここまで釣運に恵まれないと笑うしかない。
7、8年ぶりに再開した洲崎沖~沖の瀬ウィリー五目の2戦目は、羽田・かみやから。JR蒲田駅からの送迎を利用して受付に行くと番号札11番。左舷に7つ、右舷に6つコマセバケツが出ていたので、少しでもオマツリリスクを減らそうと右舷の舳から4番目、艫から3番目に釣り座を決める。ウィリーでの釣りは周りのコマセの影響を受けにくい釣り座が釣りやすいが、狙うのはカイワリではなくイサキである。イサキならなんとでもなる気でいた。しゃちょう船長からのアナウンスは「1時間40分ほど走って洲崎沖へ行きます」だった。洲崎沖まで行ってもらえるならイサキは釣れたも同然のつもりだったのに……。
洲崎沖のポイント周辺で船が減速すると、あまり経験したことがないレベルの時化海だった。昨夜まで吹いた強風でウネリが残ってしまっている上に、この時点でも風は10メートル近くは吹いていた。波の山を登ったり下ったりしながらイサキの群れを捜索し始めたが、船はなかなか止まれない。何度か減速してやっと始まるかなと期待するが、すぐに反応が抜けてしまうのか投入合図はないまま再び船は走り出す。30分くらい時化海クルージングをしてようやく投入の合図があった。水深は70メートルくらいでタナは底から4~7メートルとの指示だった。
ビシを投入してすぐにこれはまずいと気付く。ラインが鋭角に舳方向への入っていく。ウィリーでの速潮は初島沖のカイワリで何度も経験がある。この角度で入って行って、落下途中で止めてもラインが全く戻ってこないときは釣りにならない。底を切ってシャクリ始めてもビシが吹き上がってしまっている手応え。おそらく仕掛けはもっと吹き上がってしまっている。コマセを撒く意味がない。何かの間違いを期待して回収の合図があるまで粘ったが何もなし。2投目は20号の増しオモリを追加して投入したが80号を100号にしたところでなんとかなる潮ではなく。3投することなく「剣崎沖まで移動する」とのアナウンス。イサキチャレンジはこれにて終了。
風は北寄りで洲崎沖行きは追い風だったが、洲崎沖から剣崎沖に移動となると向かい風。飛沫を被りまくり、船底が波にぶつかって慣性の法則で体が船首方向に激しく投げ出される。こういうアトラクションだと思って楽しむしかない。時間をかけてなんとか剣崎沖の水深100メートルへ。剣崎沖も潮は速かったが、釣りにはなるレベル。アカイサキがポツポツとではあるが釣れ始める。船中、極彩色で美味しいアカイサキの雄が釣れているのに、なぜかへた釣りには雌ばかりが釣れる。ウィリーへの反応は悪く、食ってくるのはほぼオキアミにだった。トゴットメバルもときどき混じる。湾奥でメバルが釣れないので煮付けサイズのトゴットメバルはうれしい。

一度だけちょっといい魚かもという魚信があったが、巻き上げ中に突っ込まれてチヌ針2号のふところが開いてしまって無念のバラシ。最後はお土産確保にアジのポイントへ移動する。アジは先週釣って食べきれずに冷凍保存したものがたっぷりある。味見用に1匹だけキープして残りはリリース。サバも混じったがこちらもリリースする。ウィリー五目でアジ・サバは釣果にカウントしない主義なので、トゴットメバルが2匹とアカイサキが4匹だけと貧果に終わる。「釣れねぇ~」と、船上でヘラヘラするのが楽しかったからよし!! すっかり貧果に慣れてしまった。

著者: へた釣り