どん底だから上がるだけと自分を慰める一方で、どん底の底が抜けたらどうしようと怯えながら臨んだ、三崎港・えいあん丸の沖の瀬のウィリー五目。1投目の1シャクリ目に40センチ近いアカイサキ。続く2投目に船長に想定外と言わしめた満足サイズのマハタ。底抜けに楽しかったよ♪
昨年10月以来だから半年ぶりのえいあん丸。最近、オニカサゴの釣果が絶好調だったので気にはなっていたが、オニカサゴの名人さんが集う船宿で生息数がそれほど多くはない船下のオニカサゴの取り合いをしても勝算がない気がしてスルーしていた。沖の瀬ウィリー五目なんて楽しそうな釣り物が始まったので、2026年初のえいあん丸。洲崎沖・沖の瀬でウィリー五目をやるのは7~8年ぶりだ。釣り方はカイワリとほぼ同じなので覚えてはいる。オキメバルやイサキはスティ時間を長くすれば確か大丈夫だったはず。
三崎港を出発した船は小一時間ほど走って沖の瀬に到着する。水深は60メートルから100メートルくらいのポイントだった。ビシを着底させたら仕掛けの長さの3メートル底を切って50センチ刻みでシャクって探る。船長からの指示は「3~5メートル底を切って」とだけだったので、いつも通り10回くらいシャクって底から8メートルくらいまでを誘う。1投目に底を切って仕掛けが馴染むのを待ってシャクリだそうとするといきなり、重量感のある魚の手応え。口の硬い魚の感触だったので電動で巻いてくると、40センチ近いアカイサキのオス。アカイサキは派手な体色のオスの方が断然美味しいのでうれしい。開始早々どん底脱出?

本日のクライマックスは2投目だった。5シャクリ目だから底から5.5メートルで小魚がウィリーに食ってきた感触がある。魚が掛かったのかどうか定かでない微小な引きだったので、放置していると小魚に何かが食ってきた。ドラグの電子音が鳴ってラインが少し引き出される。竿を持ち上げるとなんとか止まった。ハリスは2.5号なので無理をすると切られてしまう。ドラグを滑らせながら手巻きでゆっくり巻いてくる。底を切ってもときどき暴力的な引きをする。海面に姿を見せたのは40センチ超のマハタ。オキアミに食ってきたヒメに食ってきた。開始2投でバケツに主が2匹。どん底どころか出来すぎ。絶好調である。

高級魚ゲットで気をよくし、クーラー満タンも夢じゃない?と思ったら、クーラーに入れられる魚が全く釣れなくなってしまった。底から5メートルくらいまでは魚信こそ多いが、ベラやヒメばかり。ベラやヒメを嫌ってタナを上げるとサクラダイ以外は何も触ってこなくなる。いつもの初島沖のカイワリの設定でビシの上窓の開きを調整すると、全くコマセが出ていかなかったので底の潮はほとんど動いていなかったのだと思われる。こういう時は反応はあっても釣れない。シャクった者は報われると信じてシャクリ続けるほかない我慢の時間帯に。唯一遊んでくれたのがウマヅラハギ。4匹ほど釣れた。
沖の瀬のウィリー五目のメインターゲットはオキメバルとイサキだ。いい群れにあたればシャクれば魚信るという釣りだったと記憶しているが、船中イサキが1匹釣れただけ。同じウィリー五目での出船でも船宿(というか、船長の嗜好?)によって狙いが違うみたいで、根魚釣りが得意なえいあん丸のウィリー五目は大物に期待ができる? 船中メダイなんかも釣れていたし、へた釣りも二度ほどラインを引き出されて仕掛けを切られてしまった。大型根魚かもとドキドキできるのでこれはこれで楽しい。魚信があるってすばらしいと実感できる釣りだった。大物の手応えならなおさらだ。
著者: へた釣り