前回釣行で痛い目に遭い、船が混んでいるときの攻略法を考えて臨んだ竹岡カワハギの3戦目なのだが……どうやらカワハギブームもひと段落したようで、普通に釣ればよくなったみたいで考えすぎた分釣果が伸びず。でも、カワハギ30センチ、ウマヅラハギ44センチと大型に恵まれ大満足。
前回釣行ではなんと浦安・吉野屋だけでカワハギ船が3隻も出ており、カワハギブーム到来?と思っていた(実際、渋谷の上州屋によれば入門用カワハギ竿の売れ行きがいいらしい)のだが、1週すると少し落ち着いた感じ。それでも2隻出てたのだが、船上の混み具合が前回に比べれば明らかにマシ。今回のテーマは、「叩かないでクンッ」という混んでいるときの竹岡カワハギ攻略だったのだが……どうやらこの日は魚信が遠いうえに横の釣り人との間隔も広めだったので、何も考えなくても大丈夫だったみたい。
■やっぱり叩いて聞き上げがカワハギ釣りの基本なんだろうか?前半は「叩かないでクンッ」に挑戦。集魚効果がなくなると怖いので、錘上にピラピラだけ付けて(前回竿頭だった人も付けていた)着底クンッを繰り返したのだが、全く魚信が出ない。カワハギだけでなく、トラギスもベラも魚信らない。でもエサだけは取られている。隣で中錘を付けて叩いている人はポツポツと釣れているのであるから明らかに釣り方が間違えているとしか思えない。それでも仮説の実証をと、「叩かないでクンッ」で粘るも、釣れたのはウマズラハギのみ(でも、44センチとうれしいサイズ)。叩いて魚信を出す釣りから待って魚信を取る釣りに釣り方を変えると、自分が全く魚信を取れていないってことに気づく。このままではカワハギゼロの可能性もありそうなので昼前に中錘集寄を付けていつもの釣りに。
後半、叩いて聞き上げ魚信を出す釣りに変更すると、途端にカンカーンと竿先を叩くようなカワハギの魚信が聞き上げ中に出るようになる。聞き上げ中に出なくてもしばらく宙層で待機させていると魚信が出る。カワハギ以外にもベラやトラギスが釣れ始めた。中錘集寄の効果を実感する。強烈なカンカーンという魚信があって、リールを巻いている最中にもカンカンクンクンと竿を叩いてくれる引きがあり、上がってきたのは30センチジャストのカワハギ。竹岡沖では自己最高記録のサイズだった。前半釣果ゼロだったため、カワハギ5匹+ウマヅラ1匹しか釣れなかったが、大物2匹に大満足の釣行だった。うれしいから大きめの写真をもう1回載せちゃうw
不思議なことに今回はオマツリが多かった。ミチイトは船の指定通りPE1号、ちょっと沖に仕掛けを入れて、底を取ったらすぐに巻き上げるという基本は守っているはずなのだが……仕掛けを落とすときにもっとサミングしないとダメなんだろうか? 混んでいた前回はオマツリしなかったので、どうして4度もオマツリしてしまったのか謎である。次に深場をやるときはもう少しブレーキをかけてゆっくり落とすようにしてみよう。
著者: へた釣り