年に一度やれるかどうかという釣りだからいい日に当たってほしいと切に願うが、叶わない。中川名人のイワシメバル愛好会の仕立船に混ぜていただいて人生4度目のイワシメバルへ。一昨年にほぼ尺メバルを釣っているのでサイズアップすれば釣りを始めたころからの悲願達成だったが…。
中川名人に迎えに来ていただいて久留和港・かじや丸へ。車を降りて準備を始めると北風強く肌寒い。釣り座は抽選で左舷の真ん中に。凪ではないし、天気がよさそうなので、メバル日和とは言い難い雰囲気だったが、船長からもっと悪い情報が……。水温が低くメバルの活性はかなりよくないみたい。前日もイワシメバルで出船したそうだが、「顔を見るのがやっと」という感じだったらしい。この釣りはよく分かってないので、釣れていないと聞くと釣れる気がしなくなる。目標を「尺メバルと釣る」から「1匹だけいいからメバル釣る」に下方修正する。
船は港を出てすぐのポイントで減速する。水深はかなり浅い。胴突き2本針の仕掛けに丁寧にイワシを付けてゆっくりと落していく。オモリが着底したら、底を60センチくらい切る。捨て糸が60センチあるので。下の枝スの位置は120センチ、上の枝スの位置は240センチだ。枝スは60センチ。20秒に一度、誘いを兼ねてゆっくり竿を下げて底を取り直す。一投目はイワシが頭だけにされてしまう。二投目が本日唯一の見せ場。タナで待っていると穂先が一気に海面へ。23センチのメバルだった。煮付けサイズだが、もっと大きいのを釣る気だったので写真を撮らなかった。水温低く低活性らしいけどなんとかなる?と思ったのだが……。

ここから修行の時間が始まる。魚信はほぼなしで、たまに絶対にメバルではない魚がイワシにちょっかいを出している手応えが穂先に伝わってくるだけ。イワシは完食されていることもあれば、体をスパッと切られていたり、針が付いている頭だけ残されていたり。ベラやフグの仕業と思われるが、ベラやフグを避ける方法はない。ごくごくたまに針掛かりしてくれるのが、あまり大きくないカサゴ。いつもならリリースするが、持ち帰れる魚が乏しい予感がしたのでキープする。

修行は続く。かじや丸の船長はすごく真面目な方なので、様子がないとすぐに移動し、走り回ってくれたがどこに移動してもぱっとしない。タナを合わせてメバルが食ってきてくれるのを我慢強く待つが、日が高くなるとメバルはどこかに隠れてしまった感じ。昼近くになると、風が少し弱まってきて釣りやすくなってきた。「メバルは凪を釣れ」って言うくらいだから凪ればメバルがいくらか元気になるかもと期待したが、状況は変わらず。カサゴは少し元気になって釣れる頻度が上がり、サイズも少し大きくなった。

2投目でメバルを釣って以降、盛り上がりなしでとうとう船長から「この流しであがっていきます」とのアナウンス。このまま終わりかなぁっと半ばあきらめつつ竿を操作していると、最後の最後でちょっとよさそうな魚信がある。最初の一撃はメバルのそれではなかったが、巻き始めても抵抗する。メバルの可能性もありそうとニヤニヤしながら巻いてくると、現れたのはアカハタ。30センチには少し足りないが、おかずが一品増えたのでOK!! これにてイワシメバル人生4戦目は打ち止め。

著者: へた釣り