ウィリーこいこいという釣りの満足度を表す新ルールを設定し、先週の大惨敗から心機一転して臨んだ沖のウィリー2013第2戦。オキメバル中心にシャクればちゃんと魚信がある気持ちいい展開だった。五光の1尾であるマトウダイも釣れたしね。でも、追い食いで数を稼げずクーラー八分目。
凪なのを確認して金沢八景・一之瀬丸のLTウィリー五目を予約。先週は風が強く大本命のポイントである洲崎沖までたどり着けなかったが、今日は途中寄り道することなく、伊豆大島の島影が見える洲崎沖まで1時間半の航路。船は片舷3人ずつの釣り客6名。オマツリを心配せずに釣れるゆったり釣行となった。へた釣りの釣り座は右舷の大艫。こんな席が空いてるなんてぇ!と、船宿にたどり着いた途端にすごく得した気分。さらにイサキ釣りでときどきご一緒するTHE RODS師匠にもお会いできて仕掛け投入前からなんだかいい調子♪ こういう日は釣果もいいはずなのだが……。
最初のポイントは水深80メートル。船長からの指示は「10メートルまで反応でているので、底5メートルから10メートルやってみてください」。先週の「ハリス分巻き上げて」と違ってウィリーシャクリができる。へた釣り印のウィリー仕掛けはオレンジ-ホワイト-グリーン-オキアミ。昨年洲崎沖で実績のある仕掛けだ。ビシが着底したら5メートル巻き取って、そこから50センチ刻みで10回シャクって誘いを繰り返す。一度も仕掛けを回収することなく、最初の魚信。竿先がプルルと揺れただけの微妙な手ごたえだったが、底を8メートルほど切って魚を浮かせての魚信なのでうれしい。極小サイズのアズマハナダイ。持って帰りようもないサイズなのでカモメの餌に。
ポイントを移動しつつ、指示ダナは変わらず底から10メートルまでだったので、同じシャクリを繰り返していると、今度は竿先をクンッと引きこむいい魚信。竿を軽く持ち上げて針掛かりさせているともう一段大きく引きこむ魚信に変化した。追い食い成功だ。ここは大事に手巻きで巻き上げてくると25センチのオキメバルのダブル。その後もオキメバルのシングルが何度か続く。水深が深く巻き上げに時間がかかるのでなるべく追い食いさせて数を稼ぎたいのだが、オレンジとオキアミに食ってくるだけでホワイトとグリーンは見向きもされない。追い食い発生率はかなり低め。1匹掛けてタナをキープしてみたり、少しずつ巻いてみたりと追い食いパターンを探したのだが、追い食いにこだわりすぎるとせっかく掛けたオキメバルがバレちゃうことが多く、単発でも巻き上げていくという方針に。
ポイントによってはアカイサキが混じったり、トロピカルすぎて食べて大丈夫なんだろうか?と不安になるシキシマハナダイが混じったりしながら、丁寧にシャクればなんらかの魚が飽きない程度に釣れるという感じ。相変わらず、オレンジとオキアミにばかり食ってくるという傾向はあったが…11時過ぎに船長から「底から15メートルまで反応出ているので7~15メートルやってみてください」との指示。活性の高いオキメバルの群れがいたらしく、指示ダナでシャクると入れ食いモードに。トリプルありで30分ほどオキメバルが釣れ続ける。こうなるとウィリーは楽しい。オレンジだけでなく、ホワイト、グリーンにも食ってくるようになった。
そしてそれはやってきた。底から5メートル巻き上げてシャクリ始めようとした瞬間。竿先がガコガコと大きく揺れる。オニカサゴかウッカリカサゴっぽい! 竿をゆっくり聞き上げると反応消失。底5メートルにタナを戻してしばらく粘るも、再度ガコガコな魚信は訪れることなく、あ~あとがっかりしながら通常通りのウィリーシャクリに戻した瞬間。ゴンッ。え? 何? 引きが強いわけではなく重量感のある手ごたえ。大事をとって手巻きで巻き取ると、銀色のシルエットが海面に現れる。五光の1種に設定してある38センチのマトウダイだった。
オキメバルはもうこれ以上釣っても食べきれない。マトウダイはムニエルにするとして、足りないのはお刺身だ。ウィリー五目でお刺身といえば、カイワリである。30センチ刻みで強めにシャクって待ち時間は2秒。カイワリパターン(とへた釣りが信じている)シャクリを昼飯を食べる暇も惜しんで続けたのだが…カイワリの魚信は訪れることなく2時半に起き上がりとなった。カイワリを1尾でも手にしていれば満足度↑↑↑だったのになぁ~。カイワリゲットは来週以降にお預けとなった。
というわけで、ウィリーこいこいルールだと本日は
五光×1
タネ
短冊×2
×21
カス×9
×1
短冊23匹で14文!
著者: へた釣り