ウィリーは本命のない釣りである。何が釣れるか分からないという楽しさと本命視していた魚が釣れなかった悔しさを1釣行で味わう。数は釣れるに越したことない。狙っていた魚が混じれば当然うれしい。この釣りの満足度をうまく表現する方法を考えた。「ウィリーこいこい」で数値化できる?
ルールは花札のこいこいをベースに考える。札の数と釣れる(釣ったことのある)魚の種類がちょうど同じくらいなので、どれを高い点数の札にしてどれを低得点な札にするかを割り当てやすい。高い点数の札になっている魚は本命視している魚で食っても美味い物。逆に低い点数の札になっている魚はたくさん釣れる魚か食べてみたけど美味しくなかった魚である。こいこいは低い点数の札でもたくさん集めるとポイントになるので、ウィリーでの数釣りモードの楽しさを置き換えるのにちょうどいいような。もちろん高い札をそろえれば数釣りよりも高得点が狙える(=釣りの満足度が高い)。なんか、うまくルール作りができそうな気がする。
札にしたのは金沢八景・一之瀬丸の沖のウィリー五目と宇佐美・治久丸のウィリー五目などで、水深60メートル以深のポイントで釣ったことのある魚だ。一部、ウィリーではなくヒメの泳がせや身餌で釣る魚も含まれているが、それもウィリー五目の楽しさなので札にしてある。
この5種のうち1種でも釣れれば満足度急上昇。お刺身にして最高で味わいのベクトルが違うカイワリ&アラ、お鍋で最強のオニカサゴ、アマダイは酒蒸しで、マトウダイはムニエルで。この5種のうち3種以上を釣ったら今年のウィリー五目の目標達成だ。
なかなか数を釣るのが難しいとへた釣りが感じているレア魚のうち、食べて美味しいものがこれ。ウマヅラってポイント高すぎない?と思う人もいるだろうが、ちゃんと血抜きすればカワハギとそう変わらないほど美味しいから好きなのだ。(※ 2013年4月15日にチカメキントキを追加)(※2 2013年4月26日にカワハギを追加)
群れにあたると数釣りが狙える魚たち。オキメバルとアジがウィリー五目で主たるターゲットになることが多い。キツネダイはレアなんだけど、味が微妙なので、ここに入れておいた。シロムツ、ユメカサゴも釣れるときはたくさん釣れるんだけどなぁ~。(※ 2013年4月26日にタカベとメジナを追加)
釣った魚は食うがモットーだし、生存できそうもない魚は持って帰るへた釣りをしても釣りすぎたらリリースしちゃおうかなぁ~となることがある魚たち。さつま揚げや干物にすれば十分食べられるんだけどね。(※ 2013年4月26日にカサゴを追加)
この魚を組み合わせて役を作って、今日のウィリー釣りは○文の出来!と楽しんでみようという寸法だ。役もこいこいから拝借してこんな感じ。ゲーム感覚で楽しむのにバランスが取れているかどうかはやってみなければ分からないが、「あとユメカサゴで赤短達成だ!」って具合に釣りの目標ができていいかも。
これが達成できたら人生最高の釣行になること間違いなし!! 同じポイントにいるので可能性はゼロではないはず。
五光札の魚のうち4種類を釣る。組み合わせは何でもOK!
五光札のうち3種類。組み合わせは何でもOK!
短冊札のうち体色の赤い魚3種(アカイサキ、キツネダイ、ユメカサゴ)をコンプリート。
短冊札のうち青魚3種類(マアジ、マルアジ、サバ)をコンプリート。
ウリンボが成長したイサキ=猪。体の模様が似ているのでカンコ(ウッカリカサゴ)=鹿。胸鰭の美しさが羽のようだからホウボウ=蝶。
タネ札の魚を5匹釣れば1文。以後1匹追加するごとに1文加点する。
短冊札の魚を10匹釣れば1文。以後1匹追加するごとに1文加点する。
カス札の魚を20匹釣れば1文。以後1匹追加するごとに1文加点する。
著者: へた釣り