イサキがダメでもアジとか、タチウオがボウズでもカンコとか、本命を外しても何かしらの釣果があるのが船釣りだと思っていたら…マコガレイ・シーバスリレー船で…2つも本命がいるのにまさかまさかの人生初の船釣り完全ボウズ。クーラーは空っぽ。ヤケ酒でも飲んで不貞寝しよう。
予告ではチドリ天秤を持ってタチウオにリベンジのはずだったのだが、これがまさかまさかの出船人数足らずで出船不成立。釣りに行きたかったので慌てて出船確定していた品川・中金のマコガレイ ・シーバスリレーを予約。真夜中に道具を入れ替え、完全に寝不足状態で船に乗ることに。海上は強風でうねりまくっている上に陽もほとんどささずとにかく寒い。
まずは上げ潮の時間帯勝負でシーバスのポイントへ。魚信もなくシーバスのチャンスタイム終了。行徳沖のマコガレイポイントへ船は向かう。昨年マコガレイを2匹釣っているポイントなので今年も釣れそうな気がしていたのだが、風、波が凄まじくて非常に釣りにくい。手がかじかんで餌がうまく付けられない。2時間くらい頑張ってただろうか? 「風裏になる横浜の方へ行きますよ~」という船長の合図で大移動。
この移動がとんでもなかった。転覆するかもってほどにウォブリング&ローリング。大きな波に乗るとイレギュラーなアクションまで加わる。行徳から横浜まで1時間半ほどかかった。着いたポイントは鶴見川河口近く。船長によれば「行徳以前に人気のあったポイント。カレイの実績が高い」はずなのだが、行徳沖に続いて餌さえ齧られることなくマコガレイ釣り終了。
厳寒期に船から狙うマコガレイはとにかく我慢の釣りだってことは昨年の経験で知っていたが、寒さに風と波まで加わると、あまりやることがない(竿を動かしすぎると釣れない)釣りだけに釣果に恵まれないときのダメージが大きい。この段階ではシーバスのお土産があるから…と思っていたのだが、マコガレイボウズでダメージを受けた心と体ではシーバスにも見放される。
川崎周辺のいつものポイントを周り、この数日シーバスの高活性が伝えられていたにも関わらず、バイトはあれども針掛かりしない。で…シーバスもボウズで終了! クーラーが空っぽのへた釣りを憐れんだ船長がフッコを2匹くれる。船を下りても寒いのでテンション下がりまくりで帰宅し、原稿を書くためにネットを見ると、羽田・かみやの情報ページに「皮肉にも今日は強風下食い好調だった様子。本当にタチウオって魚は不可解ですネ」。ヤケ酒でも飲んで不貞寝しよう。
著者: へた釣り