タチウオは釣れなかったけど…竿頭だった人に「赤いのばかり釣ってたね」と言われてしまったけど……カンコの中華甘酢あんかけとユメカサゴの煮付けは最高だった。ひょっとしたらタチウオよりも贅沢な食卓だったかも、と全力で負け惜しみを書いてみる。美味しかったのは本当だよ。
ユメカサゴという魚は初めて釣ったのだが、水深200メートルから500メートルの砂泥地にいる最大で30センチ前後の魚だという。大きくならないので釣魚としての人気はいま一つだが、「ノドグロ」と呼ばれている魚の一種で、確かに口の中は真っ黒だった。日本海沿岸ではノドグロといえばアカムツのことだが、江の島近辺ではユメカサゴをノドグロと呼ぶ。ただし、築地ではノドグロ=アカムツのことらしい。でも、まぁ非常に美味しい高級魚ではあるらしいし、実際美味しかった。サイズが20センチくらいだったので煮付けにして食べた。
カンコは伊豆でのヒラメ釣りのゲストとしても釣ったことがある。お刺身はヒラメで十分だったし、大きすぎて(身が厚すぎて)煮付けるのは難しそうだったので、揚げて中華甘酢あんかけにして食べたらこれが恐ろしく美味しかった。今回もカンコは中華風にお料理。サクッと揚がった肉厚の身に野菜入りの中華甘酢のあんを絡めて食べる。不味いわけがない。甘酢あんかけは市販の酢豚の素などを使えば簡単に作れる。
■カンコの中華甘酢あんかけのレシピ
1.カンコを3枚に下ろして一口大に切る。クレイジーソルトを軽く振りかけ、片栗粉でまぶす。
2.タマネギ、カラーピーマン(色どりいろいろ)など好みの野菜をサイの目切りにする。小さく切るのは野菜嫌いの子供対策。
3.1を180度の油で揚げる。カラッと揚がったほうが食感がよくて美味しいぞ。
4.野菜をフライパンで炒める。炒め終わったら少し水を加えてから市販の酢豚の素を入れ、3で揚げたものを入れて和えたら出来上がり。
著者: へた釣り