やる気のないタチウオには弓天秤ではなくてチドリ天秤がいいと聞いて、慌てて買ってみた。「からみなく、よく釣れる21世紀の天秤」ってのが本当かどうかは定かでないが、作りも丈夫だし、魚信が出やすくアワセもききやすいのは、その構造から理解できる、手前マツリも減るらしい。
チドリ天秤というものの存在をこれまで全く意識していなかったのだが、錘・天秤コーナーにそれなりのスペースを取って売られていた。仕掛けを落としていく最中は、仕掛け+餌にかかる水圧で蝶番式になっているアーム部が道糸に対して垂直方向に曲がって道糸と仕掛けの絡みをふせぐ。
タナに到着して仕掛けが馴染むとアームが沈んでいき、道糸とほぼ一直線になってくれる。大きな接続具のような状態になるわけで、魚信がダイレクトに竿先に出やすいのは間違いなさそう。ハリスの動きが竿と連動するってことは、当然だがアワセの動きもまたハリスにダイレクトに伝わるわけでアワセが決まりやすいのも納得できる。
謎なのは、道糸をつなぐ方のアームと錘を付けるスナップの上部についている移動バランス玉と呼ばれる2つの玉の役割。「水中での天秤の動きバランスを取る大切な玉です」と説明されている。仕掛け落下時は道糸寄りに浮き上がる図が書いてあったので、落下時の姿勢を安定させるための玉だと思われる。
Twitterで知り合ったタマさんから「ワタシはなんでもチドリです^^手前マツリしたら、どんな魚も釣れないと思うからデス」と教えていただいた。チドリ天秤の効果に手前マツリが減ることをあげている記述をほかでも見かけたがどうして手前マツリが減るのかは分かっていない。
チドリ天秤の実釣デビューは、1月29日になる予定。前回、本命ボウズをくらった羽田・かみやからリベンジ釣行するつもりだ。東京湾のタチウオは1日ごとに釣れたり釣れなかったりするらしい。先週の日曜日に釣れなかったので7日後の日曜日は釣れるはず。あれ?……水曜日以降、全くタチウオが釣れているという報告がないのだが……1月下旬か2月上旬のある日を境にパタッと釣れなくなってしまう時期に入ってしまった?
著者: へた釣り