2012年1月14日の釣行記は、タチウオの話ばかりでリレー船のもう1つのターゲット、シーバスのことにほとんど触れなかったが、フッコサイズが4匹と数にもサイズに恵まれなかったから。食べることを考えれば、フッコの方が身に臭みがなくて美味しいんだけど……大きいの釣りたいね。
へた釣りの釣行の基本はキャッチ&イート。食べない魚は釣らない。でも、不思議なことにシーバスこと、スズキに関しては食えなくていいから大きいのを釣ってキャッチ&リリースしてみたい思う不思議な釣モノだったりする。スズキは30センチ以下をセイゴ、60センチ以下をフッコ、60センチ以上をスズキ。関西の堤防ではハネと呼ばれるフッコのエビ撒き釣りが盛んなように、食べて美味しいのはフッコ。都市部周辺の海のスズキはあまり美味しくない。
船からのシーバス釣りに挑戦したのは、昨年に続いて2回目。いずれも品川・中金のリレー船でメインターゲット(昨年はカレイ、今年はタチウオ)のおまけとして挑戦した。実質2~3時間くらいの釣りなので、ポイントは川崎周辺のポイント。記憶違いがあるかもしれないが、2回とも同じポイントを3か所攻めた気がするので、忘れないように覚えやすいあだ名を付けてみた。
「立ち入り禁止」は、いつも最初に狙うポイントなので大型が期待できるってことだろうか? 「京浜港長 30M以内立入禁止」という看板があり、30メートル先の橋脚へ向けて軽くキャストして狙うことになる。斜め引きしたときにアクションしてくれるルアーが有利なのかも。
「( ̄ー ̄)」はまさに「 ̄ー ̄」と描かれた構造物のあるポイント。ここは立ち入り禁止規制はないので、船が構造物にぴったり寄ったときがチャンスタイム。足元の底からダダ巻きで、竿がいきなり持っていかれる。逆に「 ̄ー ̄」と逆向きのときはちょっと休憩。ジグを付け変えたりする時間にあてる。
「風の搭」はあだ名をつけようにもつけようがない。左右に構造物があるので、どの方向でもシーバスが期待できる。フッコの魚影は相当濃いらしく、へた釣りの場合、ほかのポイントで撃沈してもここなら釣れる気がする。風の搭って、遠くから見ると、のっぺらぼうのファラオに見える。顔を描いてあげたくなるのはへた釣りだけ?
今回釣行で学んだ船シーバスに関していくつかメモ。フックはフロントよりもリアに付けた方がフック率がいいらしい。シーバスは捕食下手なので、ルアーが通り過ぎたあとで食い付くということが多いそうである。ルアーは横引きダダ巻きでもアクションするアカキンとピンクの2つがあればそれで十分。イワシカラーにはバイトがなかった。
だだ巻きが基本だけど、ときどきわざとハイピッチショートジャークなどの速い動きを混ぜてみると、シーバスの食い気を誘発するらしい。ダダ巻きばかりを繰り返しているより、ハイピッチショートジャーク後のダダ巻きでヒットすることが多いような気がする。シーバスだって船から何本も落ちてくるルアーのダダ巻きばかり見ていると飽きちゃうってことだろうか?
著者: へた釣り