2017年の初釣り、東京湾での初釣りが思うようにいかず、羽田・かみやからの初釣りなんてこじつけもいいところではあるが、三度目の初釣りにしてようやくそれなりの釣果を得られた。タチアマリレーで紅(アマダイ)白(タチウオ)をそろえる。サイズ的には不満も残るが贅沢は言わないよ。
天候が悪かったり釣り物の折り合いが悪いなどとなにかとスケジュールが合わず、1月の最終週になって、2017年初のかみやからの釣行。ライト深場にするかタチアマリレーにするかで悩んだが、三度目の初釣りまで失敗は避けたいので苦手な深場は回避してタチアマリレーにする。片舷7人ずつの14人でまずはアマダイを狙って富浦沖へ。午前中はやや強めの風が残るという予想通り、観音崎を超えたあたりから海が悪くなったが、先週の爆時化に比べてばなんてことはない。
富浦沖の水深80メートルくらいのポイントから釣り開始。少しウネリがあったのでオモリが着底したらまずは小突いて底から50センチ刻みで誘い上げるという釣り方に。4回誘ったら底立ちを取り直す。最初の魚信は底立ちを取り直した直後にあった。ゴツゴツという感じの魚信でアマダイぽっくはない。竿を持ち上げてアワセると重量感はないが間欠的に引く。20センチくらいのオニカサゴだった。25センチ以下はリリースルールに従って海にお帰りいただく。次の魚信もすぐにある。今後はアマダイっぽかったし、サイズもまずまずだと疑ってやまなかったがソコイトヨリでがっかり。続いて…特大のヒメ。魚信は頻繁にあって楽しいのだが肝心のアマダイが釣れない。
ソコイトヨリが釣れたってことはタナの探り方は合っているんだろうと、辛抱強く底から2メートルを50センチ刻みで探っていく。釣り始めて1時間くらい経過した10時20分にトラギス?な魚信がある。でも巻き上げ出すとトラギスにしては引く。途中であ~あと気付いたが針掛かりした魚を巻き上げ中にわざとバラしてリリースする技は持ってない。15センチくらいのポニョアマダイ。内臓が飛び出ていたのでやむなくキープ。ところでポニョの横にある謎の物体Xはなんなんだろう? 一応口らしき部分に針掛かりして上がってきた。
ポニョの20分後にやっと竿先をグンと引き込むアマダイらしい魚信が訪れる。重量感はないのでサイズはそこそこだが、引きが強いのでポニョサイズではない。これが本日最大の35センチ弱のアマダイだった。リレーの本命の1つを手にしてようやくホッと一息。25センチの松笠揚げ級をもう1匹追加する。タチウオへの切り替えの直前にもう一度そこそこサイズのアマダイ?という魚信があったが、またもソコイトヨリでリレー前半のアマダイ釣りは終了。
12時にタチウオのポイントに移動し始めたのだが、しゃちょう船長から恐ろしいアナウンスが「タチウオは200メートルのポイントで糸が足りないって人はいます?」。150メートルくらいまでは何度か経験があるが200メートルは初めて。フォースマスター400ではラインの量が微妙な上にオマツリ時にラインが痛みそうなのでフォースマスター1000MKにリールを替える。久里浜沖にできていたタチウオ船団の端に合流して釣り開始。指示ダナは「底から10メートル切ってそこから上20メートルを探って」。190メートルから170メートルくらいに反応があるようだ。オモリ80号とはいえ水深200メートルで休まずにシャクルのはなかなかにハードな筋トレだ。でもシャクらないと魚信がだせないので頑張ってシャクる。
深場のタチウオは警戒心が薄いので、魚信さえ出せれば針掛かりは素直なことが多いのだが、タチウオのサイズが指3本までと小さかったせいもあるのか、エサを齧られておしまいということもしばしば。それでも掛かるヤツは素直に掛かってくれるのでポツ~ン、ポツ~ンとは拾っていける。14時45分の沖上がりまでにタチウオは5匹。ドラゴンとまではいかないにしても大物がいるかもと2/0の針で挑んだのにサイズは指3本ばかり。休みなく竿を動かすことになるので超ディープタチウオはダイエット効果抜群かも。
著者: へた釣り