悪運はTKB VOL7 カワハギ1DAYバトル in 東京湾で使い果たした。第14回かみやカワハギ釣り大会の釣り座抽選引き当てたのは最近顔が怖くなくなった船長船の左舷舳。超優良席と思っていた釣り座がなんともならない席だった。強風で船が上下し魚信はあれど掛けられず。いいとこなし。
カワハギからの魚信が遠くつらい戦いになるだろうとは予想していた。TKBとは違い羽田・かみやのカワハギ釣り大会は1匹全長勝負。リミットメイクを気にする必要はない。マグレ上等ルールなのでデカハギ狙いの愚策を繰り出し最後までやり切ればなんとかなるはずと考えていた。甘かった。桟橋の受付で空いている釣り座を確認すると、デカッw船長船か最近顔が怖くなくなった船長船。風は北寄りで上げ潮なので潮先は舳。最近顔が怖くなくなった船長船の左舷舳が空いていたのでクジを引く。確率1/5を引き当て超優良釣り座をゲットした…と桟橋では思っていた。
いつものオモリ近くに枝間詰め詰め仕掛けで、オモリはラトル音付きピカイチくん feat.アワビ貼りブレードを用意する。TKBで誘い過ぎずに寄せる未来のオモリ「SP炸裂」をロストしてしまったので25号でデカハギに効果ありと信じている赤色のピカイチくんはこれしか持っていない。ハギポンアサリはTKBで使用した物と同じ物。死角はないと思っていたのだが……竹岡沖に着き釣りを開始するとすぐに今日はきついかもと気付く。風は10メートルは吹いてないと思われるが北風と上げ潮がぶつかっているらしくウネリが深い。宙で釣っているつもりが底にオモリが着いてしまったり、2メートル以上底から離れてしまっていたり。すぐに魚信はあった。仕掛けが底近辺に入っていたようでベラ。底を大きく切りたくないので宙といっても底近辺での釣りになる。
頭の中にオモリから30センチ上から針を3本密集させた時化用仕掛けに換えるべきでは?という考えがあった。釣りづらいから無理かなと見切りかけているとザワザワとした前魚信があって、本日1匹目のカワハギ。18センチくらいと小ぶりだが船中2匹目のカワハギを無事ゲットできたことで、宙でいけると判断する。実際、カワハギやサバフグからのコンタクトの頻度はTKBの時と比べて多かった。誘い下げてカワハギを下向かせて掛けにいこうとすると……途中で魚信が消滅する。舳だから上下が激しい。誘い下げ中にカワハギが餌を追う気をなくす変な動きになっていたと思われる。餌を咥えて引っ張っただけのような状態で戻ってくるアサリが多かった。それでも他の人より早く1匹目は釣れてるし魚信は出せているので大丈夫と粘り続ける。
8時50分に釣りを開始して1匹目を釣ったのは9時11分。その後約2時間もの間、どうやればカワハギを掛けられるのか試行錯誤してみたが有効な釣り方は発見できず。11時少し前に時化用仕掛けに切り替える。オモリを底に着けてゼロテンション。ときどきタタいて誘いをいれながらデカハギからのコンタクトを待つ。結果はすぐに出た。20分後にまぁまぁよさそうな魚信。竿を叩くように激しく抵抗して上がってきたのは24.7センチのカワハギ。満足サイズではないが、計測はしてもらえそうな1尾を手にする。これが第2の罠だった。底から30センチの層はサバフグだらけで針がすぐになくなる。以降1時間30分にわたりサバフグと戦い続けるが、無限に湧いてくるサバフグに勝てるわけがない。でも、今日イチを釣っている仕掛けを見切ることができず12時40分に仕掛けをサバフグに切られるまで無為に時間を過ごす。
ここまでカワハギ2匹だけ。サイズも24.7センチ止まり。このまま終わりたくない。そんなときはSP炸裂。赤はないので緑を投入した。当然、ピンを差し込み全開モード。魚は寄ってきているという手応えはあった。でも…波が収まったわけではないので、魚信はあれど掛けられない。終了間際になんとか1匹針掛かりさせて「リミットメイク!!」と大会とは関係ないことを叫んで本日終了。24.7センチと18センチ×2なのでTKB寸60.7センチくらい。大惨敗である。表彰式ではもちろん名前は呼ばれず。優勝したサイズは29センチ。釣ったことないサイズではないが、今日は釣れる気がしなかった。正直に書くとほとんど魚信がない竹岡砂漠でのカワハギ釣りを2日連続は体はもっても心がもたない。ギブアップこそしなかったが雑な釣りをしてしまったように思う。
著者: へた釣り