ひっさびさのかみやフィッシングクラブ(KFC)の定例会。釣り物はサビキアジ→泳がせリレーだったが、両方とも本命は絶不調。アジの鈴なりコイノボリのはずがカタクチイワシの入れ食いに。後半の泳がせ釣りはヒラメがターゲットだったが魚信なし。イワシ餌で釣れたのはカマスだけ。
サビキアジ→泳がせ釣りなんてマニアックな組み合わせ、果たして人が集まるんかいな?と思っていたが、KFCが釣りマニアの巣窟だったってことを忘れてた。船上は16人で満員御礼状態。サビキアジは生まれて初めてって人がへた釣り以外にも多数いたようで、しゃちょう船長が出船前にレクチャーしてくれる。写真のアングルに他意はない。集合写真を撮った場所でレクチャーを聞いているとこんな写真になってしまった。ほぼベタ底で仕掛けの上部に付けたコマセカゴからコマセを振り出し、じっと待つ。魚信があったら追い食い狙ってしばし我慢。堤防のコマセ釣りとそう変わらないのでなんとかなりそう。
ポイントは風の塔だった。魂が抜けた江戸前LTアジ大会でも攻めたポイントでそのときも小型のアジが多かった。今回のサビキアジでは小型のアジこそが本命なので、期待して仕掛けを投入。仕掛け長さ1.8メートルなので2.7メートルのメバル竿を使ったのだが、これが正解だったみたい。魚を外す手際は悪いながらも仕掛けを絡ませずに釣ることができた。コマセが効き始めるとボチボチ釣れ始めるが…あまり活性がよろしくないようで追い食いはほぼなし。コイノボリは発生しない。デカッw船長直伝のコマセカゴの半開き(アジが掛かるとコマセが出て追い食いさせやすい)や魚信の大きさで巻き上げるかたるませるかを判断する追い食い必勝法の効果は試せず。
アジは思ったほどには釣れてくれない。アジの代わりに入れ食いになってくれたのがカタクチイワシ(シコイワシ)だった。竿を大きく引き込まずフルフルと揺らす魚信はイワシ。15本針で13本まで付けることに成功したが、引きが弱いのであまり楽しくはない。でも、貴重なアジを泳がせ釣りの餌にするわけにはいかないので、頑張ってイワシを釣り続ける。ときどきアジが混じる。10時半まで釣ってアジは15匹までだった。コイノボリを期待していたのでがっかりな釣果だが、それでも船中釣れてた方のような気がする。
泳がせ釣りは海堡の南まで大きく南下した大貫沖周辺がポイントとなった。しゃちょう船長の指示は「底を1メートル切ってヒラメかカサゴ、青物狙うなら底を5メートル切ってやってみて」だった。バケツの中を確認するとイワシよりもサッパの方が元気よく泳いでいたのでサッパを餌にして仕掛け投入。水深やオモリの重さは違うがやることは宇佐美でのヒラメ釣りと変わらないはず。底を50センチ切って30秒。魚信がなければ竿いっぱい持ち上げてゆっくり落として底を取り直す。魚信は竿を持ち上げたり、落としている最中に出ることが多いのだが……何も起きない。ちょっぴり飽きて眠たくなっちゃうような展開。何も起きなさ過ぎて写真も撮ってないw
我慢の時間が続く。ポイントは少しずつ北上していく。ようやく魚信があったのは泳がせ釣りを初めて2時間半近く経ってから。イワシに食ってきた。ブルルと竿先が震え、竿先が少し曲がる。魚が釣れたのは間違いないが重量感が足りない。カサゴか何かかな?と思っていたら水面に姿を現したのは紡錘形の銀色の魚。カマスだった。25センチちょいのアカカマス。あとにも先にも泳がせ釣りでの魚信はこれ1回こっきりで、沖上がり。泳がせ釣りはボウズ覚悟の釣りなので、カマス1匹とはいえ手にできて幸せ♪ 干物にして食うともっと幸せになる予感がする。
著者: へた釣り