第12回かみやメバル釣り大会は、雨中の決戦に。ときどき激しくなる雨に打たれながら、最後まであきらめずにできることをやった。頑張れば報われることもある。びっくりするような大型が出なかったおかげで、26.5センチのメバルを釣ったへた釣りは型部門で3位入賞。拍手してもらえたよ♪
起床予定時間より30分ほど早く、雨が窓を叩く音で目が覚める。1日曇りで凪のメバル日和な予報だったのに、土砂降りではないが、雨足はそれなりに強い。大会が雨で中止になるわけがないので、送迎がある蒲田駅に向かう。竿を持つと傘をさせない。釣る前から既に全身ぐっしょり。桟橋に着いてみると、昨年の大会に比べると人が少ない。雨で回避した人が多かったのだろうか? メバル釣りでいつもお世話になる船長の船を選んでくじを引くと……右舷艫。左舷舳の特等席から最も遠い席。くじ運よかったはずなのになぁ~。
大会は3隻の船で行われた。へた釣りの乗った船はまずは川崎沖の堤防で釣り開始。風は北寄りだったため、堤防に寄るのは左舷舳から。左舷では順調に釣れているようだが、右舷はポツリポツリ。忘れたころに魚信があるだけの状態。マメに大きく誘いあげてアピールし続けたのだが、どうにもならない感じ。船長からは「全員、根には乗ってますよ」とアナウンスがあったのだが、底の手ごたえは砂泥っぽい。仕掛けが斜めに入りすぎてる?
数は最初から異次元衆&達人さんと伍して戦えるほど釣れるとは思ってないので、なんとか早く25センチ級のメバルを1匹釣りたかったのだが……川崎沖で釣れたのは、メバル4匹だけ。最大サイズはぎりぎり煮付けサイズの20センチ。メバルでキープできたのはこの1匹だけ。う~~~む、苦戦の予感。雨は止みそうにないので、スタートダッシュで良型を釣って、集中力を高めたい。川崎沖一の引きが訪れ、オッと喜んだらホウボウだった。
9時過ぎに「15分ほど走って本牧沖に向かいます」とのアナウンス。良型メバルにアピールするためにこっそり持ってきたWAREKALAという1.8インチのワームを3本針の一番上に付けてみた。1.8インチってことは4.6センチ。餌のモエビより1周り以上大きいので、これを持ち上げたり落としたりしてアピールすれば良型メバルが喰ってくるかもと考えたわけだ。これが大正解。本牧沖に到着して数投目でいきなり竿が大きく曲がる。ドラグを滑らせながら上がってきたのは26.5センチのナイスサイズなメバル。
その後もWAREKALAすげぇ~なことが続く。海面でばれたが40センチ級のアジ(船長はサバと言ってたがアジだと思う)。23センチのメバルなど、周りの人よりサイズのよい魚がへた釣りの仕掛けに寄ってくる。メバルもアジもカサゴも結構いいペースで釣れるようになる。そしてイワシも。宣言通りイワシの泳がせでメバルを狙ったのだが……イワシには一度も魚信はなかった。船長から「イワシなんて付けてちゃ釣れないよ」と言われる始末。イワシをやめてWAREKALAを付けると順調に釣れるようになるのであるから、メバル狙いにこのワーム必須かも。
昼前ころから小型のカサゴがほぼ入れ食い状態になる。終了1時間前の13時半の時点で50匹に到達。今季最高の釣果だ。60匹は超えるかなぁ~と欲を出したら、なぜか魚信が散発的になって、59匹で終了。ダブルがほとんど発生せず(メバル、カサゴで各1回ずつ)、単発で巻き上げていたことを考えると、頑張った方ではないかと。サイズも26.5、26、24、23センチそろったので大満足だったりする。26.5センチは船中最大サイズだった。
船中一位とはいえ、26.5センチじゃ入賞は無理かなぁ~と思っていたら、なんとなんとのギリギリ3位入賞。26.5センチはほかにもう1人いたが、釣った数がその人より多かったってことで、トロフィーをいただいて拍手をしてもらえる。釣りで拍手してもらえたのは人生3度目。トロフィーは人生初なので、どや顔全開!! 副賞は、これまたうれしいことに羽田・かみやの無料乗船券だった。どうしようかなぁと考えていたウルトラ五目にこれで乗っちゃおうと決める(土日に出船したらだけど)。マグレを信じて挑戦し続けるって大事だよね♪
著者: へた釣り