2月から7回通ったエビメバルの実力試しにちょうどいいと、第11回かみやメバル釣り大会に参加した。手返し勝負の数部門では敵うべくもないので、マグレ歓迎型部門で勝負。メバルの型狙いに作戦を絞って昼飯を食うのも忘れて頑張ったんだけど……異次元な人がいっぱいいすぎぃい!!
参加者70人、4隻に分乗して数・型で競うかみやメバル釣り大会。船長ごとに数狙いだったり、型狙いだったりして、どの船に乗るのか選ぶとこから面白いらしいのだが、いつもお世話になっている淳ちゃん船長の1号船に乗る。釣座は抽選。引き当てたのは……右舷の大艫。かみやのメバル船は左舷舳が竿頭の有力候補席。左舷から席を埋めていくことが推奨されているので…右舷大艫は……竿頭に最も遠い席。くじ運悪いなぁ~と幸先の悪さを感じながら出港。
船は近場の京浜港に行くと思っていたら、もっと近場の羽田空港のすぐ近くで釣り開始。船中小型のカサゴが釣れただけで早々に見切りをつけて、「15分ほど走りますよ~」と移動。15分ってことは今度こそ京浜港と思っていたら、15分のはずが30分ほど走って、釣り慣れた本牧沖に到着する。日曜日限定ポイントの港の外側を攻め始め、カサゴがポチポチ。20センチのキープサイズは拾えたが、メバルの大物には出会えなかった。
その後は、本牧沖のポイントを転々と探っていくことになる。右舷大艫じゃなぁ~というのは杞憂だったと分かる。船長はちゃんと船全体に魚が当たるようにいろんな角度からストラクチャーに寄せてくれる。大艫なのですぐ目の前、竿先が当たりそうなくらい近くに岸壁がくることもあり、そういうチャンスタイムには魚信が頻発する。メバルもカサゴも活性は悪くない。リリースサイズも多いが20匹、30匹と順調に数を伸ばしていく。
へた釣りが本牧沖のメバルポイントで最も大物との遭遇率が高い、キリンのようなクレーン(?)近辺で、本日初のドラグが滑るような魚信。追い食いを待つ余裕もなく巻き上げると、大型メバルと中型カサゴの一荷。20センチ前後のメバルばかり釣っていたので、目視では「結構、良型じゃん!」と思ったのだが、計測してもらうと25センチに微妙に届かない24.8センチ。
ポイントを小移動した直後に竿先グーン、グーンな超良型を予感させる魚信が訪れる。リールを巻くとドラグが滑るし、竿先は大きく曲がったまま時おり強烈な引きこみを見せる。メバル相手に今まで体験したことがない重さと引き。頭の中は「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!! 」である。手ごたえ的には尺は確実! こりゃ優勝もあるかも、とトロフィーを抱えた自分の姿が頭をよぎる。
海面にメバルの姿が映る。あれ? デカイにはデカイが…尺はないぞ。取り込もうと竿を持ち上げると、その下にもう1匹メバルの姿が…。うまく取り込めずにいると横の人がタモ入れしてくれた。これも計測してもらったのだが、24.5センチと24.2センチ。合わせて48.7センチ。尺メバル?と思うわけである。ちょっぴり残念だけど、メバルの型狙いには成功し一瞬でも夢を見られたのでうれしかったぞ!
数の方もそこそこ以上には釣れ、全部で64匹。その内訳は、メバル27匹(煮付けサイズ13匹、リリース8匹)+カサゴ37匹(煮付けサイズ9匹、リリース28匹)+アジ2匹(20センチ前後)。数部門で優勝した人は139匹も釣っていた。どうやったらメバル、カサゴで束釣りできるのか? 謎というより、まさに異次元な達人さんがいるものである。へた釣りは数部門で19位、型部門で16位。いろんな物をもらえたし、楽しかったのでもっと修行して来年も大会に参加し~よう!
著者: へた釣り